☆スタッフ日記☆

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REGNO・・レグノ・・・♪

【タイヤ】
2017年7月18日

 

 

多くの人は、初めてREGNOに乗ったとき、その静かさに感動さえおぼえる、と言われています。

格調を感じられる走り。それはREGNOの静粛性に負うところが大きい。

 その静かさに定評のあるREGNOだが、意外にも、「ノイズ」の問題には決定的な解答は出ていないんです。

特に、初代REGNO開発当初は、部門を超えて多くの技術者たちが日夜、試行錯誤を繰り返さなければなりませんでした。

その証拠に、開発当時、提出された論文には当初考えられていたパタンからさまざまな改良が加えられ、実験を重ねながら、徐々に騒音が低減されていった過程が記されています。

 オリジナルのパタンをベースに、音をよくするためにさまざまなパタンを描いて実験した結果、騒音を2dBほど下げることができました。

それをさらに下げるために、しかし運動性能を下げないようにしながら、溝を減らしていく地道な作業を繰り返し、パタンをいろいろ変えるたび、その都度グルービング※5を行なう必要があり、試作担当者は毎日夜中まで手作業で溝を彫っていた。当時は、小平技術センター内の無響音室のドラム試験機を使用して測定を行なっており、夜中に何種類かの試作パタンを手彫りしては朝一番で試験という日々が続きました。

試作担当者のグルービングの驚異的なスピードこそが、REGNOの開発を支えていたのである。

 現在は、コンピュータによるシミュレーションが可能となっており、図面の段階でどの程度のノイズが発生するか把握することが可能だが、当時は、シミュレーションどころか、パタンのデザイン作業は手描き・手彫り。デザインの際に今や常識となっているタイヤ開発専用のCAD※6自体を開発することになったのも、REGNOがきっかけだった。

 デザイン性に優れたオリジナルのパタンをできるだけ崩さずに、ノイズを下げるためにピッチのバリエーションを変えて試験を重ねていく。その試験も、現在のような解析技術がなかったため、とにかく彫って走らせてみるしかなかった。

そのためには、試験タイヤの溝を彫るグルービングという作業が欠かせなかったわけである。ブリヂストンの長い歴史の中でも、一番グルービングの本数が多かったのは初代REGNOだと言われており、その数はおよそ100本に達した。彫刻刀で一本一本、彫り続けた力。REGNOの格調ある静かさは、まさに人間の力によって生み出されていったのです。

※5 グルービング:試作の段階で溝のないタイヤに手作業で溝を彫る作業のこと。当時は専門の職人が1本1本手彫りしていた。

※6 CAD:コンピュータを用いて設計をすること。

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関連情報もあわせてご覧ください☆

↓↓(・∀・)

http://tire.bridgestone.co.jp/regno/

カテゴリ:☆レグノ REGNO☆ 

担当者:kawabe

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