マセラティ クアトロポルテ アライメント編
先程の続きです。
まず、タイヤ交換が終わったらやる〝儀式〟があります。
タイヤ空気圧センサーがマセラティは標準でホイール内部に組まれています。
この、センサーをリセットし直す必要があります。
メルセデスやBMW フォルクスワーゲンなども、車両にリセットする項目があり、ステアリングのスイッチやコンソールにスイッチがあります。
無論、このクアトロポルテにもあります。「キャリブレーション」と言うようです。
このスイッチが意外なところにあります。
「ルーフパネル」アタマの上にあります。
スイッチ見つからなくて、アタマキタ!と思ったら、
アタマの上にスイッチがあるので短気を起こすと損します。
これを長押しすると、メーターパネルに「キャリブレーションできた」メッセージがでます。
余談でした。
アライメントの調整に入りますが、この車両は
前後の トー 4ヵ所
前後の キャンバ― 4ヵ所
フロントの キャスター2ヵ所
合計 10ヶ所 いじれます。
リアに関してはA型のロアアームに偏芯カムが2つあり、上方にターンバックル式のトーコントロールアームがありました。
フロントの構造がリアに付いているかの様、、
それぞれの部位をモニターを にらめっこ しながら数値の変化をみて調整していきます。
イタリア車に多い?フロントトーの基準値 トーアウト 設定なのですが、
タイヤ内側の摩耗が著しく、アライメント測定後の数値から見ても トーアウト由来の減り方でしたので、今回は トーに限り 基準値を大きく無視した 設定でいきます。
直進時の安定性も狙う意味では トーインに持っていくのがベストと考えたからです。
アライメントを行っていて感じたのは、ステアリングのカッチリ感があって調整しやすくビックリしました。
調整箇所は多いですし、手数は多くなりますが、素直に数値が出たのでスムーズにアライメントは完了。
試乗中は 少し大人な?フェラーリサウンド(フロントエンジン分エキゾーストが長い)に酔いしれてしまいました。\(゜ロ\)(/ロ゜)/
でも、ちゃんと車の挙動は見てましたよ。(^^)/
不安定さも無くなり、お客さまに納車です。
近々 遠乗りされるそうなので、感想を聞きたいなあと思います。
担当者:kobayashi