東京の大雪の記録
【東京の最深積雪 観測史上1~10位は…】
1位 46cm (1883/ 2/ 8)
2位 38cm (1945/ 2/22)
3位 36cm (1936/ 2/23)
4位 33cm (1951/ 2/15)
5位 31cm (1887/ 1/18)
6位 30cm (1969/ 3/12)
7位 27cm (1925/ 1/30)
8位 25cm (1892/ 2/19)
9位 23cm (1994/ 2/12)
10位 23cm (1968/ 2/16)
1位の1883年(明治16年)2/8の46cmはスゴイですね。1883年と言えば、江戸幕府が政権を朝廷に返した大政奉還から16年後。アジアが欧米列強の植民地になっていた頃、明治政府は欧米列強と対等に付き合う為に建設した鹿鳴館の落成。上野駅開業。コッホのコレラ菌の発見。フランスがベトナムを完全植民地化した年です。
しかし明治16年の降雪の記録が残っていること自体がすごいですね。
2位の1945年(昭和20年)2/22の38cm。1945年は終戦の年です。2/19硫黄島の戦い。
4/1沖縄戦。4/7戦艦大和沈没。8/6広島原爆投下。8/9長崎原爆投下。8/15終戦。玉音放送。
そして第一回宝くじが始まったのもこの年。終戦の年の2月は大雪で大変だったんですね。
3位の1936年(昭和11年)2/23の36cm。1936年と言えば2・26事件。阿部定事件の年。
2/23の大雪の3日後に2・26事件で犬養毅首相が陸軍将校に暗殺されました。よく教科書で見かける2・26事件の雪の日の写真は過去3番目の大雪だったんですね。
【東京の過去10年の最深積雪は…】
2004年 - 0cm
2005年 - 2cm
2006年 - 9cm
2007年 - -
2008年 - 3cm
2009年 - 0cm
2010年 - 1cm
2011年 - 2cm
2012年 - 4cm
2013年 - 8cm
過去10年で10cmを越えた年はありません。2006年1月21日の9cmが最大です。
【東京に雪をもたらす「南岸低気圧」】
南岸低気圧とは、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のことです。
晩冬から初春(概ね毎年2月から3月にかけて)にかけてよく発生し、荒れた天気をもたらします。東京周辺が雨になるか雪になるかの条件は大変微妙で、低気圧が東京に近すぎると雨になる場合もあり、 逆に遠すぎると雨も雪も降らないとか…。
地球規模での異常気象。ヨーロッパでは大洪水、日本では大雪、アメリカアラスカ州でも大雪、と北半球が異常気象の2014年。温暖化で海水温度の上昇、偏西風の蛇行などいろいろありますが、我々はこの2月を防寒、防雪対策しっかり準備して備えることですね!
まずは自動車のタイヤ。夏タイヤも溝がないと危険。そして冬タイヤを履いていない方はこの機会に是非1セット用意しましょう。長靴やスノーブーツと一緒です。
自動車のタイヤ…。用途によって使い分けましょう(^_^)/