いつも当店のブログをご覧頂きありがとうございます！

 

タイヤ館松江南のかわかみです！

 

今回はブレーキの引きずりについてご紹介。

 

ブレーキの「引きずり」とは？

 

ブレーキを操作していない時でも

 

ブレーキが掛かってしまっている状態を言います。

 

車によって程度はまちまちで、

 

リフトで車を上げた状態で点検すると、

 

一輪だけ手ではタイヤを回せない程

 

ブレーキが効いてしまっている

 

ような車もあれば、

 

手で回転させただけでは判断がつきにくい

 

ような車もあります。

 

  ※後者はドライバーも自覚症状ない場合が多い。

 

 

今回の車両ブレビスは後者。

 

以前、オイル交換でご来店頂いた際に

 

ホイールが異常に熱い事に気付いたスタッフが

 

ブレーキの点検をしたところ今回の作業の

 

提案になりました。

 

ブレーキの「引きずり」は危険です！

 

「引きずり」が原因でブレーキが過熱し、

 

最悪のケースはブレーキしても止まらなくて

 

死亡事故に繋がるかもしれません。

 

だから、ブレーキはきちんと整備しましょう！

 

 

 

 

今回の車両は、ブレーキの引きずりによって

 

ブレーキパッド残量は

 

内側およそ7mm 外側およそ3mm

 

内側と外側のブレーキパッドの残量の差が

 

【約4mm】と結構あったのです。

 

「車検も12ヶ月点検もちゃんと車屋さんでやってるのに何故…。」

 

車検していれば大丈夫！

 

そう思っている方は注意ですよ！

 

車検や12ヶ月点検で全てを網羅している訳では

 

ありません！

 

手をかけなきゃならないところには

 

定期的にメンテナンスが必要ですよ。

 

 

 

ブレビスも症状が進行し始めている為

 

今回の整備メニューは

・キャリパーのオーバーホール

・ブレーキパッド&ローターの交換

です。

 

作業に集中して途中の写真を撮り忘れていました。

 

ピストンを取り外したキャリパーです。

 

 

中をよく見ると汚れではなく【錆】も出てます。

 

 

キャリパーは再使用する為、

 

出来るだけ磨いて組んでいきます。

 

ピストンとシール類を交換すると

 

気持ちもスッキリしますね！

 

 

 

外したピストンを新旧並べると違いは歴然。

 

 

 

スライドピンももちろん交換です。

 

 

やはり潤滑不良で正常な動きが出来ず

 

スライドピンが摩耗してしまっています。

 

 

ブレーキパッドの動きを阻害しないよう

 

パッドの収まるブラケットを念入りに清掃。

 

新品のブレーキパッドとローターを組み付け

 

キャリパーも復元。

 

この後ブレーキのエア抜きをしたら完成。

 

 

これで、安心して乗って頂ける状態になりましたね！

 

この度はご依頼いただきありがとうございます。

 

 

重要指定部品であるブレーキ関連の整備は

 

【指定工場・認証工場】に

 

作業依頼しましょう。

 

当店は中国運輸局認証工場の一つです。

 

ブレーキの引きずり等、心配な方は一度ご相談ください。

 

補足ですが、

 

ブレーキの引きずりの原因の一つでもある

 

キャリパーシールやダストブーツは

 

10万キロ程度での交換が目安と言われています。

 

しかし、山陰は車が錆びやすい地域のため

 

10万キロに到達していなくても

 

ブレーキの引きずりが発生

 

することもよくあります。

 

また、サーキットなどで走られる方は、

 

熱による劣化も早い為、走行会5回に1回程度が

 

シール・ブーツ交換の目安とも言われています。

 

 

 

 

 

今回の作業をしながらスタッフかわかみは、

 

「マイカーも10万キロ近くなってきたなぁ。」

 

「自分のもやらないとなぁ。」

 

とため息をついてました。（笑）

 

 

タイヤ館 松江南
住所：690-0011島根県松江市東津田町1247-2
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カテゴリ：ブレーキ関連　

担当者：かわかみ