久しぶりにお仕事のネタでも・・ 993 アライメント SST編。
5/10(日)に作業(ポテンザS001交換&アライメント)させていただきましたお客様へ作業終了後に、アライメントとお車のコンディションを説明させていただいた後に、新規で横浜からのご来店でしたので「タイヤ交換&アライメント調整をするにあたって、どうして当店を選んでいただいたのですか?」と質問してみたところ・・
「こちらのお店は私のまわりのポルシェ乗りのあいだでは有名ですよッ♪」との嬉しいお言葉をいただきました!!
そう言われてみれば、一時は毎日のようにノーマル~チューンド911のアライメントネタをあげていましたね。。
そこで・・
重い腰をあげてわたくし(カネサカ)久々に、ポルシェ911 993カレラ(US)のお仕事ネタをUPいたします。
本当は昨晩(また)店長と行った駒沢の「くぼた」さんという居酒屋さんのネタをあげようと思っていたが、画像が食い散らかしたモノばかりしか無く急遽変更した訳ではございません・・・
993といえば「アライメントしんどいなぁ~的車種」の代表格です。
まぁ911という時点で「楽勝」なんてことはないのですが996以降は901~993のナローを馬鹿みたいにやっていると不思議と「楽勝」になってくるものです。。
901や930も大変なのですが、入庫台数でいえば964と993がナローでは圧倒的なので、「993=しんどいなぁ」という印象なのでしょう。。
964に対して993が更にしんどいのは、測定・調整箇所が12箇所あることです。
リアキャンバー&トー以外にキネマティックトーゲージというポルシェ純正の特殊工具をリアのロワアーム2本に設置してそのアームの差角を基準値までもって行く必要があるためです。
これをやらずしてリアのキャンバ―・トーだけを基準値にもっていっても993はダメなのです・・
走行負荷がリアタイヤにかかると当然アライメント値は変化します。
この走行負荷がかかった際に最高のパフォーマンスを発揮できるようにこの993は設計されているので、走行中のアライメント変化をかみしたアームの基準差角にもっていく行程があるわけですね。。
当然私どもはこのレベルのアライメントを行うにあたってドライバーと同等のウエイトを設置して搭乗時の変化値までも加味して測定・調整を行っております。
実は毎日、食べ・飲みあるいているだけではないということですね・・・
画像1 993(US)カレラ。
画像2 ウエイトをのっけるとLRのトー値が1.0mmも変化しました・・
画像3 キネマティックトーゲージ。こちら993にしか使えません。。フロントのキャンバ―調整にもSSTが必要です。
今日はカネサカでした。
それではまたッ!!