スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

マセラッティ グランツーリズモ アライメント調整

2015年1月16日

こんにちは。

今日はマセラッティ グランツーリズモ

グラントゥーリズモ と書くか、グランツーリズモと書くのが良いのか。

悩みながらの日記更新です。

こちらの車両はアライメントの調整でのご依頼です。

マセラティの基本調整データはトーアウトが基準となります。

イタリア車には多いセッティングです。

今回の車両は走行時の問題よりは、

ステアリングを多めに切ると内部干渉があるという問題を抱えていました。

実際に測定してみても キャスター値が基準よりも1度も立っているので、タイヤがタイヤハウスの後方の内壁に干渉した様でした。

ではっ!!

ぐりぐりっと 直していきましょう。

キャンバー キャスター共に調整範囲には限界があります。

また、キャンバ― キャスター トゥ の3種の角度も密接に絡んできますので、1か所イジれば、そのどれかしらも影響を受け、数値が変動します。

ここが、難しくも面白くもある部分です。

今回は、「干渉を無くす」ところを考えて、且つしっかり走れる数値。。。

調整の範囲の限界を確認し、干渉しない角度を確認し、、、

チリチリブレインが算出して出た答え。。。

ムリ。

と、、

言わずに!!

頑張ってちょっとアラワザを発動

画像3 のように、シムで少しキャスター多少動くのです。

悪い影響の無いように、、シムを同じ数で組み替えて、位置だけ変更します。

んで、狙いに近い数字を出すことが出来ました。。

内心でホッ。。。。

個人的に大好物な巨大なクーペでウキウキな作業でしたが、もちろん心配や緊張もしているのでした。。

担当者:ちりちり