スタッフ日記

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AGMバッテリー  (メルセデスベンツSL350 R230)

2014年6月25日

輸入車でのAGMバッテリー搭載は 

BMW E90後期以降の車両で見かけられていましたが、

メルセデスベンツでは、現行型のEクラス(W212)で搭載されてますね。

んで、AGMバッテリーって??

AGM(アブソーブド・グラス・マット)の頭文字をとったもので、

耐久性の向上と自己放電の抑制、電力の安定供給、優れた回復力を誇ります。

つまり

充電時間が短時間でより多く受入でき

耐振動性の向上したので、従来品の約3倍の耐久性

完全密閉を実現。バッテリーを室内に搭載される車両にも安全

ということです。

また、車両の高度電子化やブレーキ回生システムの搭載など、

バッテリーに対する負荷は高まるばかり。

欧州ではAGMバッテリーの純正搭載が進んでいるそうです。

これからの輸入車スタンダードになるバッテリーかもしれません。

AGMバッテリーが純正搭載されている車種のバッテリー交換には、

AGMバッテリーへの交換をおすすめいたします。

AGM搭載車両にてAGM以外の通常の液式バッテリーに交換した際には、

早期のバッテリーあがりや燃費に影響する場合があるようですね。

そんなAGMバッテリーなのですが、

先日、メルセデスベンツSL350(R230)初期型にも

メインバッテリーにAGMが搭載されているんですね。

当時では珍しく先進的だったのでしょう。

ちなみに、R230にはバッテリーが22搭載されています。

フロントにスターター用バッテリー、

リアにメイン電装のバッテリーが載っています。

今回はリアのメインバッテリーの交換なのですが、

実は怖いことにメインバッテリーがあがっても、

エンジンはかろうじて掛かってしまうのです。。。

ただ、ディスプレイにバッテリーの警告が出ますが、走ろうとすれば走ります。

しかし、電子機器の塊である現代のクルマはエンジンの発電では間に合わなくなってしまうので、走行中に停まりそうになったり、電装機器のエラーが頻発して怖い思いをします。

最近の車両は輸入車国産車問わず高性能化しており、

バッテリーが弱っても、エンジンがスッと掛かってしまいます。

つまり、バッテリーの交換時期がドライバーが感じ取りにくいのです。

これから夏を迎えるにあたりバッテリーにも厳しい季節、

定期的な点検で予防交換をオススメいたします。

担当者:kobayashi