サービス事例 / 2014年10月7日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スズキ・スイフトスポーツ(ZC31S)エンジンオイル交換。

2014年10月7日

スタッフの山本です!自分のクルマのオイル交換です。

今回入れるエンジンオイルはPETRONAS(ペトロナス)

粘度は5w-40です。

スイフトスポーツのメーカー指定オイル粘度は5w-30です。

理由があり、メーカー指定よりも硬い粘度のオイルを入れています。

粘度を言われてもピンとこない方も多いかとは思います。

簡単に言うと、オイル自体のねばっこさです。

左にいくほど省燃費・抵抗少ない(さらさら)    右にいくほど抵抗多い(どろどろ)

⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒

0w-10 0w-20 0w-30 0w-40 5w-20 5w-30 5w-40 10w-50 10w-60

⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒

左にいくほどエンジン始動性が良い         右にいくほど耐熱性能高い 

図にすると?こんな感じです。粘度は上記以外にもいろいろあります。

厳密にいうと5w-40より0w-40の方が少しだけ硬いとか、

同じ表記でもメーカーによって硬さが若干違うとか、

オイルの価格=性能の場合が多いので、安い5w-30よりより良い品質の

0w20の方が耐熱性能が高かったりとか…。

なので、上記の図はあくまで簡易的な図です。

オイルメーカーによっては、違う粘度のオイルを混ぜることにより、

7.5w-45とか自由に粘度を変えることもできます。

僕の場合はサーキットを走りますので、

純正指定粘度よりも粘度が高いオイルを入れます。

理由はサーキットでは速く走るために、どうしても全開走行になります。

全開走行をすれば、当然オイルの温度(油温)も高くなります。

5w-30では耐熱性能が足りません。

耐熱性能が足りないとオイルが正常な機能を果たさなくなるので、

エンジンに負担がかかります。最悪、エンジンが故障します。

このように理由があれば、指定のオイル粘度以外を選択する必要性が出てきます。

今回は粘度を上げる理由が「サーキット走行」ですが、

例えば「もともと0w-20の省燃費オイルが指定のクルマだけど、

走行距離も伸びてきたので、5w-30の少し硬いオイルに変更する」

など色々な理由で、オイル粘度変更がベストな選択になることもあります。

エンジンオイルについて書き始めると、

書くことがたくさんあって止まらなくなるので、

今日はこのくらいにしておきます(笑)

ちなみに、粘度を変える理由とか目的をたくさん書いていたら、

タイムアウトになって文章が全部消えたので、心が折れました(笑)

勝手に粘度を変えると不具合が出るエンジン(車種)があったり、

指定粘度より低い(やわらかい)粘度を使うと

エンジンが壊れる可能性があったりしますので、

お気軽にご相談ください。

カレンダー

2014年 10
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031