サービス事例 / 2013年7月15日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

フィアット500

2013年7月15日

フィアット500 (Fiat500)はイタリアの自動車製造会社 フィアットが製造・販売する小型自動車。

2代目 NUOVA 500(1957 - 1977年)

1957年に発売、以後1977年まで20年間の長期に渡り生産された4人乗りの小型自動車。主任技術者は初代にも関わっていたダンテ・ジアコーサ。

空冷エンジン、RRを採用し、全長×全幅×全高は2970×1320×1325mmとなっている。正式名称はFIAT NUOVA 500(新フィアット500)であるが、一般にはイタリア語で500を意味するチンクェチェント(Cinquecento)の呼称で知られてます。旧500のトポリーノと区別するため、NUOVA 500(新500)と称される。初代500の直接後継モデルではなく、異なるコンセプトで新規設計された同クラス・別系統車種。

先行して発売されていた600(1955年発表)のメカニズムが多くの点で流用されており、同様にモノコックボディのリアエンジン・リアドライブ車となった。

1950年代当時のイタリアでは、軍需を失った戦後の代替生産として、航空機メーカーや鋼管メーカーがこぞってスクーター市場に進出しており、自動車を買えない大衆の足として大きな成功を収めていた。フィアットではこれらスクーターを代替する乗り物として、600よりさらに安価な乗用車を投入することが次なる需要につながると判断しました。

【愛好家の存在】

イタリア本国やヨーロッパに留まらず、世界各国に熱心なファンが存在しており、現在でもNUOVA 500をレストアして愛用する者も多く見られる。日本にもオーナーズクラブが存在する。特にイタリア本国では排気ガス規制と国内産業活性化の推進により旧車の扱いが厳しくなる中、排気量1,000cc未満で25年以上経っている自動車に以下の特典を与える法案が検討されている。内容は、自動車税の免除・車検期間を2年から4年に延長・自動車通行規制区域内への乗り入れ許可となっている。

排気量と経過年数はNUOVA 500に合致するもので、同法案は一部では“フィアット500保護法”とも呼ばれている。与党を含む超党派の支持団体まであり「同車は歴史遺産のひとつだ」とするコメントが寄せられている。

日本では『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』、アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』にフィアット500が登場しており、その後のルパン三世シリーズでも頻繁に登場している。現行モデルでも国内限定仕様車でバニライエロー塗装が用意されている。また、NUOVA500の車体にレストアでスバル・サンバーのエンジン周りを搭載した車両が販売されたこともある。

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