サービス事例 / 2013年7月14日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スカイライン ケンメリ 

2013年7月14日

4代目スカイライン C110型(ケンメリ)(1972年-1977年)

通称は、広告キャンペーン「ケンとメリーのスカイライン」から。これは、先代のC10型の時代に展開された「愛のスカイライン」キャンペーンを継承、発展させたもので、「愛のスカイライン」のキャッチコピーも引き続き使用された。内容としては、若い男女のカップルがスカイラインに乗り、日本各地を旅するというシリーズもののCMで、この二人の名がケンとメリーである。性能の高さや、レースでの栄光といった旧来のスカイラインの硬派なイメージとは異なるソフトなイメージのCMシリーズであった。

4ドアセダンはヨンメリと呼ばれる事もあるが、これは、「4(ヨン)枚(ドア)のケンメリ」の略である。

スカイラインは1957年に富士精密工業(のちのプリンス自動車工業)の主力車種として生産を開始。1966年にプリンスが日産自動車に吸収合併された後も継続生産され現在に至る。プリンス時代から継続生産され車名が残っているのは唯一スカイラインのみとなった。

1972年9月

C110型にモデルチェンジ。ボディバリエーションは基本の4ドアセダン、5ドアステーションワゴンの乗用車「ワゴン」と商用車「バン」、2ドアクーペの「ハードトップ」を有し、先代同様、セダンとクーペにはホイールベースを延長し6気筒エンジンを搭載した2000GT系の設定がある。プラットフォームは日産・ローレル(C130型)と基本的に共通。クーペのルーフ処理は引き続きハードトップ装着風であったが、ホイールベース短縮は行われていない。

サーフィンラインのプレスラインは、ごく浅く、プレーンな面構成となっは太いCピラーを特徴とし、「ワゴン/バン」はクオーターウインドウを廃し、スポーティーさを演出した。プレスラインが見えにくい、白いボディカラーの「ハードトップ」にのみ、リアフェンダーにデカール式のピンストライプが設定されている。

搭載するエンジンはG15型をボアアップした直列4気筒OHC1,600ccのG16型、タクシーや教習車用のG16LPG仕様(販売は1975年まで)、先代より継続されたOHC1,800ccのG18型、およびL20型の4機種。足回りはフロントがマクファーソンストラット、リアは4気筒モデルがリーフリジッド、6気筒モデルがセミトレーリングアームとコイルスプリングの組合せである。

4ドアセダンのGT系、および「ハードトップ」の全グレードのテールランプが丸型4灯式となった。これは、以後スカイラインのアイデンティティの一つとして、10代目のR34まで受け継がれていくことになる。

現在のスカイラインの丸目4灯のテールランプはこのケンメリからだったんですね!(^^)!

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