スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

ファイアストン買収25周年①

2013年6月29日

アメリカのタイヤメーカー「ファイアストン」を「ブリヂストン」が買収してから25年。

ファイアストン買収の背景には、タイヤ業界の世界的な再編がありました。

フランスのミシュランによってスチールコードを放射状に配置した「ラジアルタイヤ」が開発され、タイヤの寿命は飛躍的に伸びました。

その結果、1960年代の欧州では自動車の普及と高速道路網の拡大に合わせてラジアルタイヤの需要が急増。タイヤの耐久性向上により、タイヤの販売数が減少して業界再編が起こりました。

1970年代に入ると、欧州を制したミシュランの北米進出が開始。既存設備の大きい米国タイヤメーカーは革新性の低いそれまでのバイアスタイヤ技術に固執し革新技術のラジアルタイヤ導入がなかなか進まず自然淘汰されていきます。時代の波に乗り遅れた訳です。

ブリヂストンは、そんな欧州、北米、日本での業界再編の中、どうやって生き残って成長していくかを模索しました。

そしてアメリカのタイヤメーカー「ファイアストン」を買収。当時、イタリアのメーカー「ピレリ」が敵対的買収をファイアストンに仕掛けてきました。ブリヂストンは世界での生き残りと、将来の成長を懸けた必死の覚悟でファイアストンを買収しました。

ファイアストン買収によって世界シェアN0.1になってから二十余年。

ブリヂストンはこれからも「真のグローバル企業」として「日本発、世界のナンバー1企業」として躍進していきます。

そんな企業の日本市場の中で専門店として業務に従事している我々タイヤ館スタッフ。

身が引き締まります(>_<)

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