★☆セット出しって大変だけど楽しい！！マセラッティ☆★
こんにちは。
先日のＢＢＱで、久々に高級食材を堪能できたのは、ボクです。∪ヽ(●-`Д´-)ノ彡☆ 酒持ｯﾃｺｰｲ
本日は、イタリアの超高級車。『マセラティ クアトロポルテ』の御相談です。
高速道路で、安定感が無く、どこにすっ飛ぶかわからない不安感がある。ｶﾞ━━Σ(ﾟДﾟ|||)━━ﾝ!!
できるだけ低くして、乗り心地もよく、安定感ある走りをしたい。というもの。Σ(￣ロ￣lll) ｶﾞﾋﾞｰﾝ
もともと見た目、低く見えるフォルムの車両ですが、もっともっと低くするには、
いろいろな知識と工夫と努力(これ一番大事！！)が必要なのです。
しっかし、欧州車は見た目ですっごく低く見えるのに車検にクリアできる車高を
保っているので、僕にはすごく魅力的に思えます。ランボは別ですが・・・・・。
こちらのマセラティ、ＫＷの車高調が既に装着してあり、２wayですので
伸び縮みを別々に調整できるので、より細かく理想に近づけることが可能です。
とにかく、机上であーだこーだ言うよりも実際に乗ってみてインプレッションしてみましょう。
お客様の要望で、『高速セッティング』もしてほしいとのことですので、高速道路も
走りますが、すでに駐車場内を動かすだけでなんだか違和感が！！気にしつつ、高速に入ると
話に聞いてたとおり、わだち・段差・うねりなどハンドルをしっかり握っていないと
不安で仕方が無いくらいの不安定さ。(゜ロ゜)ギョェ ２２インチのタイヤといえどもこれはちょっと
酷すぎる。頭の中である程度、改善のシュミレーションをしていきますが、挙動から
察するにちょっと腑に落ちないというか納得いかない部分がありますが、現時点では
わからないので足早に店に戻り、作業にかかります。
まずは、車高の測定から。一番最初の測定が一番気を使いますので、キッチリ測っていきます。
計測が終わったら、タイヤを外し、車高調の設定を確認していきます。ここで
一番最初に乗ったときの腑に落ちない原因がわかりました。車高調の左右のスプリングシートの
位置が全く違います。コーナーウエイトを合わせる為に、多少ずらす事はありますが、
左右で１０ミリ以上も違っています。でも車高はほぼ左右差がない状態。（ー△ー；）ｴｯ､ﾏｼﾞ？！！！
これでは、既存の部品にストレスかかりまくりで挙動も違和感でまくりですし、あの走りは納得できますね。
まさかとは思いましたが思ったとおりでした。 ヾ(;´▽｀A``アセアセ
とりあえず、左右のスプリングシートを同じ高さにセットし、測定し直します。
当然といえば当然なのですが、左右差もそれほど無い状態で、やっと基準値が出てきたようです。
それにしてもなぜあのようなセットにしていたのか、理解できません。あんな動きになるのは
当然ですよね～。(理由はわかるよね！！イケダ君！！) (￣ー￣)ﾆﾔﾘｯ
ただここからが長かった～～。。。なにせ自己満の世界ですので、落として上げてを１５回ほど。
減衰調整を１０回ほど。しかも伸び縮みが独立ですし、リアはサスペンションを外さないと
調整できないし。いや～、１・２日じゃ終わりませんよ～。セオリー通りにつめていく段階で
ふと『間逆に振ってみたら、どうなるのかなぁ？！』と思い出したら、気になってしょうがないので
やってみて。遠方より来店されたお客様ですので、完璧に仕上げたいと思うといろいろなことを
試してしまいますね～。アライメントも５回ぐらいとりましたね。微調整で５回って？！
やりすぎですか？！ タイヤ館ジャパン宮前クオリティですと当然です！！(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!
その甲斐あって、納車日には『どうよ！！』ってな具合の仕上がりに！！
低くて走れる極上な状態にセットできたと思います。高速でも鼻歌片手でＯＫですからね！！
お客様の乗車人数に合わせたウエイトで走らせているので、よりお客様の理想に近いかと。
後日、お客様より喜びの声をいただきまして、僕自身も大変満足です。
ただ他の業務に支障が出てきますので、僕の『自己満セッティング』もほどほどにしないと
いけないなぁと思う今日この頃。。。。。
多分、無理だな・・・・・。きっと・・・・・。 Σ(￣ロ￣lll)
担当者：takeda
