☆★トヨタ MR-S オールマイティにいいとこどり!!仕様★☆
みなさん、こんにちは。店長の武田です。
ゴールデンウィークの最終日に関東圏内を大雨ドシャ降りにしたのは、僕です。
最近、僕は良く思います。『車高調で、ローダウンする方がとても増えてるな~。』と。
車高調とは、主に車を支えているスプリング(バネ)の受け皿をネジを回すようにクルリンクルリンまわして
車の車高を上げ下げするものです。自分の好みにあわせた車高にお手軽に調整できるとても便利なものですね~。
僕の若いころは(オッサンは、必ず昔を振り返るときにこう言います。)、スポーツカーしか設定がなく、しかもものすごくカ・タ・イ!!
ちょっとした段差やうねりでも運転手は、ピョンピョンはねて、腰は痛いわ、ドリンクホルダーのドリンクはこぼれるわで大変でしたよ。
でも最近の車高調は、ちょっとちがうのです。車の種類(セダン・ワゴン・ミニバン的なこと)が、非常に増えて、
それにあわせて、ローダウンする車種も増えてきました。当然、スポーツカーだけでないので、硬いだけではダメになってきて
乗り心地がよくなったり、減衰力を車内で調節できたり、価格が安いものがでてきたり、多くのメーカーが、いろんな特徴をもった車高調を
発売してますので、幅広い層の御客様が関心を持っていただけるようになりました。
売り子としましてもとてもオススメし易い商品になっているのは間違いないところですね。実際、僕も車高調をつけてますし。
しかし、その反面『車高調を装着して失敗した!』という声も増えているのも事実です。(久々にシリアスな話になってますが・・・)
『乗り心地がよくなった』といっても純正に比べれば良くないし、音も出やすいし、車高が低くなるので、ボディーにもいままでと違った
負担がかかりやすい、その他いろいろなデメリットもあるので、その辺もキチンと説明しないと御客様が損してしまいます。
要するに、いかに『御客様の希望を聞く』かってことになってくるかにかかっております。
前置きが長くなりましたが、今回のMR-Sですが、そりゃ~もう~いろいろお話を聞かせていただきました。
もともと車高の低いMR-Sで、ほどほどの車高ダウン・街乗りメインだけど、たまにワインディングで爽快に走りたい・
しっかり踏ん張って、なおかつ、乗り心地を損ねたくない。話しを聞いてますと、う~ん。。。非常に難しい。。。
お客様もいろんなお店さんに言って、聞くそうですが、どこのお店さんも『○○○の車高調が、いいですよ!!』と
言われるらしい。しかも『何分話しをして、車高調を勧められました?』と聞きますと、『う~ん。。。2分ぐらい。。。』
出ました!!イッポ~~ン!!!2分といえば、カップラーメンも硬くて食べられませんよ。そんな硬いラーメンをお客様に出したら
マズくて食えねーよって、言われますよ。
とにかく、バネレート・ストローク・自由長・減衰力(伸び側・縮み側)・等々、いろいろ調べました。
そこで、出した答えが、「RSR Ti2000」と「KYB NewSRsp」でした。
ヘタリ永久保障高品質のスプリングと純正比伸び125%縮み115%の特性を持つショックアブソーバーです。
それをただ取り付ければいいってもんじゃありません。たいしたことではないけど、一応、企業秘密ですね~。
やるとやらないでは、雲泥の差がでるんですね~。実際。
無事装着完了して、いつものテストコースを走ってみる。うんっ!?う、う~ん!?めちゃくちゃクイック!!
もともとMRーSは、クイックな特性ですが、さらにシャープに、気持ちよく、すんげーいいです!
それから、一旦お客様にお返しして、慣らし運転をしてもらって、後日、アライメントです。
当店では、よほどのことがない限り、サスペンション・ショックアブソーバーの慣らし運転をしていただいております。
何事もじっくり慣らしていかないとうまくいきません。ゆっくりゆっくりじわじわとショックアブソーバーを出し入れしていただいて・・・
それからアライメントをとります。もちろん!スペシャルセッティングで!曲がって、まっすぐ走って、疲れずに、とまる。って感じに
仕上げました。
無事に納車をさせていただきまして、お客様に感想を頂きました。
「店長!!今回もいい仕事したね!!すごくいいよ。」
その一言が、ほしかったのです。時間をかけたかいが、あったってもんです。
当店では、時間をかけるべきところには、徹底的に時間をかけます。それから、無駄なものはすべて取り除きます。
でも僕のおなかの無駄なおにくは、いつまでたっても取り除けません!!(泣)
担当者:武田