タペットカバーパッキン交換
店長号のローレル レストアシリーズ。
辞書で調べると、レストア(リストア、英: restore=回復する)とは、老朽化などの理由により劣化もしくは故障した、自動車、オートバイ、鉄道車両、航空機、時計、ラジコンモデル、ゲーム機等を修復し、復活させること。
旧車の域に足を突っ込みつつある平成元年式のC33ローレル。
我々、30代世代からすると、旧車の定義は、昭和くらいから。
ハコスカやケンメリと言われれば、間違いなく旧車だと思いますが、「平成元年から平成四年まで製造されていたC33ローレルは旧車じゃない」と言い張る店長。
「マークⅡも81は旧車じゃなく、71は旧車かなぁ~」なんてDANDYに来ていたお客さんと先日も話していました。
「最近の若い衆からすると、この辺りのクルマはどれも旧車扱いなんだな」と、感じた店長でした。
約5万km走行していたエンジンを昨年10月にDANDYで乗せ換えしてもらった店長号ですが、最近、タペットカバーのところからエンジンオイルが下ににじむようになってきました。
経年劣化からゴムワッシャーが硬くなり、密着が甘くなりオイルがじわじわ漏れてくるという事です。
そんな訳で、タペットカバーパッキンの交換です。
休日にDANDYのピットをお借りして、名チューナーDANDY田中氏のレクチャーを受けながらの作業です。当日、DANDYに遊びに来ていたお客さんも手伝ってくれました。
部品は、タペットカバーパッキン2つ、半月状のサーキュラープラグ2つ、ゴムワッシャー20個、液体ガスケットです。
タワーバー、サクションパイプ、パワトラ(パワートランジスタ)、オイルキャッチタンクなどを外し、ネジを20個外していきます。
そしてそのついでにローレル乗りの先輩Oさんから譲ってもらった程度の良いスロットルボディも付け替えます。
イメチェンでサージタンク上のアクセルワイヤーの台座もキャンディレッドのモノに付け替えます。
休憩をしながらの作業ですが、中腰の姿勢の作業・・・・。腰にキマス。
思い返せば今回5機目にあたるエンジンのタペットカバーパッキン交換は3機目のエンジン以来2回目の作業。
当時も苦労した記憶があります。
ポイントは古いガスケットをしっかりスクレーパーで取り除くのと、ベンジンでの脱脂、そしてゴムパッキンの四隅とサーキュラープラグに液体ガスケットを塗るところ。
素人がやみくもに作業すると後からまた漏れてきます。
非常に高温にさらされるエンジンルーム。特にバルクヘッド側の6番シリンダー辺りは熱がこもりやすい為、ゴム部品の硬化が著しい場所です。
高年式車を維持するには日頃からの目配り、気配りが大切です。
DANDY田中氏に日頃からご享受いただいている様に、大事な恋人を扱うように接しないといけないという事ですね(^_^)/