タイヤのトラブル
2013年8月6日
毎年この時期になると、タイヤのバーストによるトラブルが頻発する。
その大半は休日にしかクルマを使わないサンデードライバーや2t~3.5tクラスの小型トラッ
クで、年間に数千キロしか走行せず、溝も半分以上残っていて外観上全く問題はないが、セリア
ルを確認すると製造から5年以上も経過しているタイヤである。
真夏日が続くこの時期は路面の温度も上がり、経年劣化しているゴムやスチールベルトがその熱
に耐えきれなくなり、走行中に何の前兆もなく突然バーストしたり、トレッド部分が剥離したり
してしまう。
ユーザーにしてみれば、タイヤの溝も残っていてパンクもしておらず、昨日まで何の支障もなく
走っていたのに、突然何が起こったのかビックリしてしまう。レスキューを依頼して路上でスペ
アタイヤに交換してもらったり、タイヤを交換しに販売店などに行ったりして初めて事情を知ら
され、何となく納得するというのがほとんどである。
これらのタイヤトラブルによる重大な事故は、今のところ新聞やメディアでは報じられていない
が、一歩間違えば人命を落としかねない危険な状態であることは間違いない。
「長期間使用しているタイヤは危険です」と言う事を我々タイヤ業界はもっと訴えていかなけれ
ばいけませんね!
だって免許取るときにそこまでは教えてくれないでしょ?!
自分で勉強して自分の身は自分で守る。
クルマを運転していると言う事は「鉄の塊」を動かしていると言う事ですからね!