GSユアサバッテリー
我々が普段クルマで使用しているバッテリー。
業界トップを走るのはGSユアサ。
株式会社GS・ユアサ コーポレーションは、旧日本電池と旧ユアサコーポレーションが
2004年に経営統合して誕生した純粋持株会社です。
そしてこの「GS」は開発者 「島津源蔵」からとったもの。ご存知でしたか?
そしてこの島津源蔵が築き上げた島津製作所。
日本の歴史にもかなり貢献しています。
それは列強ロシアから勝利を収めた日露戦争での話。
バルチック艦隊を破った日本海海戦。東郷平八郎や秋山真之の名前ばかり出てきますが、その戦
いの裏には日本の科学技術の結晶がありました・・・・。
日本海軍は日露戦争に際し、最新の無線機を戦艦だけでなく、駆逐艦、仮装巡洋艦などすべての
艦に搭載。これは世界でも類を見ない初の試みだったとか。
当時の世界の海軍は連携手段に手旗信号を使っており、ロシア海軍もそうでした。つまり日本海
海戦とは「無線機」対「手旗信号」の戦いでもあったのです。
明治36年に正式採用された三六式無線電信機という世界最高水準の無線機を持っていた日本海
軍。この三六式無線電信機は、当時、最新の技術だった「鉛蓄電池」を電源としていました。
この鉛蓄電池はすでに国産化されていて、島津製作所が製造していました。この鉛蓄電池は改良
され後に「GSバッテリー」と呼ばれるようになりました。
これが今に至るGSユアサバッテリーという訳です。
まさか現在我々が使っているクルマのバッテリーのルーツが日露戦争だったとは・・・。
そして日露戦争に負けていれば、今頃日本は共産主義になっていたかも・・・。
ん~奥が深いウンチクですね(^_^)/