オイル交換のすゝめ
スタッフの山本です。
今回はオイル交換のお話です。
最近の車はエンジンオイルのロングドレン化が進んでいます。
例えば僕の車は15.000kmに一度のエンジンオイル交換が推奨です。
説明書によると1.000km毎に最大500mlのオイルが消費されるそうです。
エンジンオイルは消費したら必要に応じて、継ぎ足しをして
15.000km走行を迎えたら、オイル交換するそうです。
欧州車のエンジンオイルが消費されるのは昔から当たり前のようですが
何故消費されるのが当たり前なのか色々な方に聞いたり、調べたりした結果
わざとオイルを燃焼させて、オイルを消費して継ぎ足す事により
オイルをなるべくクリーンに保つ事が目的だそうです。
そしてクリーンに保つ事により、オイル交換時期を延ばす事により
環境負荷を低減する事が目的だそうです。
車種により説明書にはシビアコンディションの場合は必要に応じて、
早めの交換をして下さいとの記載があります。
このシビアコンディション、まさに東京都内を走る車の事だと思います
まずエンジンオイルの油音が上がらない「チョイ乗り」これもシビアです
そもそもエンジンオイルは一定の温度に達して、本来の性能が発揮されるそうです
あるオイルメーカーに問い合わせをしたところ、80°~90°に達してから
だそうです。
エンジンオイルの温度が上がりきらないうちに、エンジンを止めてしまうと
エンジンオイルに混入している水分が蒸発せずにオイルの中に留まり
エンジンオイル劣化を早める結果になります。
乗り方・外気温によりますが、通常の走行で30分~40分の走行だと、
温度がしっかり上がらない事が多いようです。
それに都内の渋滞だらけの道路でノロノロ運転していると
距離に対して無駄にエンジンの稼働時間が多くなったり、
エンジンの回転数が上がらないので
スラッジ(エンジンの中に溜まってしまうゴミのような物)が発生してしまいます
とにかく日本国内の都市部の走行が多い車はシビアコンディションだと
思います。
特に輸入車は推奨オイル交換時期が長いですが、欧州の自動車事情と
日本では違うようです。欧州には行った事が無いので絶対とは
言えませんが、渋滞が日本より少ないし、一度に走る距離が長いとか
こちらよりは涼しいそうです。
そういえば以前に乗っていた車にエンジンオイルの温度計を付けていましたが
夏場のトンネルの中の渋滞で、油温が110°位まで上昇してびっくりした
記憶が有ります。これもオイルメーカーさんに聞いた話ですが、
温度が上がりすぎるとオイルの成分が分離して著しく性能が低下
するそうです。とにかく車は走行している方が熱の発散が効率よく
行なわれるのが基本なのと、走行距離では無くてエンジンの稼働時間多くなる
渋滞が多い事はやはりシビアコンディションですね。
どこの自動車メーカーも耐久性も高く高性能なエンジンを生産していますので、
推奨交換時期を守っていると「エンジンが壊れる」という事はありません。
しかし、「少しでも長く乗りたい」「走行距離を重ねてもなるべく
新車に近いエンジンの良好な状態を保ちたい」とお考えの方には
早めのオイル交換をおすすめします(^_^)/
ちなみに僕は毎日渋滞の中を通勤しているので、早めに交換してあげてます!
当店では国産車はもちろん輸入車のオイル交換も承っておりますので、
お気軽にお問合せ下さい。【一部お取り扱いできない車両も有ります】
※画像はフォルクスワーゲン ポロ (9N)のオイル交換風景です。