箱根バカンス②
2014年5月15日
歴史好きの店長は、一つ一つ説明書きを見ていきます。
対して愛妻と息子は「まだ~?!」と言って、とっとと先を急ぎます。
小学校の遠足で一度来たことのあった箱根の関所。
箱根関所には常備付の武具として弓5・鉄砲10・長柄槍10・大身槍5・三道具1組(突棒・刺股・
袖搦各1)・寄棒10が規定されていました。
ですが、ほとんどが旅人を脅すためのもので、火縄銃に火薬が詰めておらず、弓があっても矢が
無かった、とのことが分かっています。建造物は上御番所・番士詰所・休息所・風呂場からなる
「面番所」、所詰半番・休息所・牢屋からなる「向番所」、厩、辻番、高札場などが設置され、
柵で囲まれていました。また、関所裏の屏風山には「遠見番所」、芦ノ湖南岸には「外屋番所」
が設置され、周囲の山林は要害山・御用林の指定を受け、そこを通過して関所破り(関所抜け)
を行おうとした者は厳罰に処せられたのでありました。