747 セクション41 その2
2017年11月15日
こんにちは!
前回からの続きです。
ジャンボの愛称で親しまれているボーイング747ですが、
先日ご紹介したコクピットはなぜ2階にあるのでしょうか?
もともと747は、米空軍の戦略輸送機として設計されたのですが
候補から外れ、民間機開発に転用されました。
747は現在も貨物機として活躍していますが、大きな貨物を積むために、
機首先端部分が大きく開閉する様になっているため、コクピットは2階になっています。
民間機に転用されることになった747ですが、開発当初は高い期待を持たれませんでした。
やがて、超音速輸送機の時代になり大きすぎて遅い747は時代遅れ、
貨物機としてしか生き残れないと言われました。
しかし、747が運行されると一度にたくさんの人や貨物を輸送できたことによって、運賃も安くなり
航空旅行の大衆化、貨物需要の急激な伸びにうまく適応し、
1980年代半ばから2000年ごろまでの間、成田空港に飛来する航空機の7~8割は
747で占められていたそうです。
近年は、時代の変化により減少している747ですが今後もしばらく747の活躍が期待されそうです。
次回はガイドさんに教えてもらった意外な747をご紹介したいと思います。
担当者:加藤