ゴルフＲ32　オイル交換です。

ありがとうございます。

バイクも乗っているオーナーさんの拘りでエンジンオイルはレーシングＴａｓｋの超高性能オイル。年度は7.5Ｗ-38です。

R32の名の由来は、搭載エンジンの排気量にあります。VWインディヴィデュアル社（VWの特殊なモデルを手がける部門）は、1.4-2.0Lクラスのエンジンを搭載するゴルフのボディに、なんと3.2LのV型６気筒エンジンを搭載。加えて駆動方式はVWが４MOTIONと呼ぶ４輪駆動が与えられています。つまり３．２LのV6から生み出す高性能を、４輪に余すことなく伝える…当然、ゴルフ最速モデルということになりますね。

搭載エンジンのスペックは最高出力250ps／6300rpm、最大トルク32.6kgm／2500-300rpmというもの。いまや３．２LのV6としては群を抜くというほどの数値ではありませんが、車重1500kg台のゴルフに対してかなりの高性能であることには間違いありません。事実このエンジンには６速ＭＴか６速２ペダルMTのDSGが組み合わせられ、最高速は６速MTで250km/h、DSGで実に248km/hに達します。０－１００km／ｈ加速性能も６速MTで6.5秒、DSGでは6.2秒という俊足ぶりを発揮。

そうした高性能ながらも燃費性能に優れる辺りが最近のVWの特徴で、６速MTでは10.8km/L、DSGでは10.2km/Lという低燃費が実現。3.2LのV６であることを考えると、この数値は驚きに値するものですね。

高出力／低燃費を実現する3.2LのV6がさらに凄いのは、「現状で世界一素晴らしいサウンドを発するV6」と呼べる素晴らしい音色を持つことではないでしょうか？！R32はエンジン始動時から、「フォン」と高らかな音色を発し、アクセルを踏んでいくと実に官能的なサウンドを発します。これまではアルファロメオのV6をして「官能的」という表現がなされていましたが、既に純血のアルファロメオV6がなくなった昨今にあっては、このR32のV6こそが「官能的」と呼ぶに相応しいものでしょうか！