ブランドエンブレムの由来 フィアット
フィアットオートは、ジョバンニ・アニエッリ(シニア)によって、1899年にトリノに設立されました。
その名称FIATは、トリノの自動車製造所をイタリア語で表したFABBRICA(工場)ITALIANA(イタリアの)AUTOMOBILI(自動車)TORINO(トリノ)の頭文字を取ったものです。
フィアットは、2007年、新たなる戦略を具現化したロゴデザインを発表しました。
これは、1931年から1968年間、フィアット車のフロントを飾っていたシールドから派生したもので、円形のフレームに囲まれた真紅の背景に、これまでよりも縦長になった ″FIAT″ の文字が白色で配置されています。
長きにわたって力強く、そして優れたモデルを世に送り出してきたフィアットの歴史を象徴する円形ロゴと、テクノロジー、イタリアンデザイン、ダイナミックさ、そして独創性を表現する3D効果が融合したこの力強いロゴデザインが表現しているのが ″change in continuity″。
つまり、これまで歩んできた過去の歴史に敬意を払いながらも、未来へ向かい進化し続けるブランドであるということを象徴しています。
このロゴデザインは、身近で毎日の生活をより素晴らしいものにするクルマを100年以上にわたって創造し続けてきた、イタリア企業としての使命を総括したものといえます。
「フィアット、陸に、海に、空に」のスローガンの元、自動車のみならず、鉄道車両や船舶、航空機の製造などの産業分野全般を掌握し、出版、金融等にも進出。
かつては「フランスはルノーを持っているが、フィアットはイタリアを持っている」とまで評されました。