タイヤの溝
意外と知らないタイヤの溝の深さと交換時期。新品タイヤで可能な走行距離とは・・・。
【タイヤの溝の深さ】
タイヤのスリップサインが出るのは1.6mm。
残溝がこれ以下になると法令違反となるため、即時交換する必要があります。
では、新品時のタイヤの溝はどのくらいあるのか?
答えは8mm程度です。
先日とあるお客様は「1.5cmくらいあるかと想像していたので驚いた」と言っていました。
なお、最近流行りのエコタイヤなんかは若干溝が少なくて新品でも7mmくらいが多いです。
【タイヤの交換時期】
では実際に交換する時期はどのくらいでしょうか?
タイヤを交換する際の平均残溝は3mm程度と言われています。残溝3mm位になると水はけが悪くなり雨の日に止まりにくくなります。
1.6mmまでになるとかなり危険な状態のため、その前の交換が好ましいです。
【タイヤの走行距離】
新品タイヤを履いてから、どのくらいの距離を走ることが可能でしょうか?
タイヤのゴムが1mm摩耗するのに5,000km程度かかると言われています。
つまり、新品時8mmのタイヤがスリップサインが表示される1.6mmまで走るのには
(8mm - 1.6mm) × 5,000km = 32,000km
32,000kmほど走れる計算になります。
多くの場合、新車を買って最初の車検時がちょうどタイヤの替え時にあたります。
車検に出してからタイヤの交換となると、いわば車が人質のようになり、
タイヤの購入先を選べない上に、高いタイヤを買わされる可能性も出てきます。
タイヤの交換目安は残溝はもちろん、経年劣化によるひび割れ等もあります。
基本的には残溝がある段階で早めに検討を始めておいたほうが良いということですね
(^_^)/