タイヤ専門店のこだわり作業 バランスウェイト編
2015年9月30日
タイヤ専門店ならではのちょっとした「こだわり」をご紹介しておりますが、本日は「バランスウィト」編です。
タイヤは組み付け際に「ホイールバランス」を取ります。
一見、真円に見えているタイヤやホイールですが、実は寸法や重さ、剛性といった点でアンバランスや不均一な部分があります。これは製造する過程でどうしても出てしまう「誤差」です。
近年は製造技術が発達しタイヤもホイールも真円度の精度が高くなりましたが、それでもホイールバランスは必要な作業です。
ホイールバランスが狂っていると、ハンドルのブレや乗り心地の悪化、直進安定性低下、燃費の低下、タイヤ接地圧不均等によるグリップ力の悪化などが起こりやすくなります。
タイヤ館では一部の特殊タイヤを除きほぼすべての交換作業時にバランスを取っていますのでご安心ください。
そのホイールバランスを取る際に使用するのが「バランスウェイト」です。
鉄や鉛でできた重りです。これをホイールバランサーと言う機械で狂いを測定し、ホイールに張っていきます。
張るタイプと打ち込むタイプがあるのですが今回はあるタイプについてのこだわりをご紹介します。
当店ではホイールの「色」によって2種類のバランスウェイトを使い分けています。
色は「黒」と「シルバー」。当然ですが黒いホイール、グレー系のホイールには外から見た時に目立たないよう黒いウェイトを張るようにしています。
シルバーでもいいのですが明らかに黒の方が目立ちませんね？
ちょっとしたこだわりですが、せっかくの綺麗なアルミホイールの景観を損ねないよう工夫をしております。
今後は「白」や「ガンメタリック」「メッキ」なんかのウェイトも用意できればと考えております。
バランスウェイトのこだわりでした。
担当者：池田
