スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

タイヤの交換タイミングのお話

2023年8月17日

皆様こんにちは!

最近お問い合わせやタイヤ交換時にお話でお聞きする

「タイヤの交換タイミング」のお話です。

特にお聞きする内容としては、ディーラー様でタイヤ交換を勧められた。

ガソリンスタンド様でタイヤ交換を勧められた。

この2点が非常に多くお声頂くケースが多いですね

お声かけされて当店やタイヤを取り扱うショップや

ネットにてタイヤ交換を検討される方も多いかと思います。

 

今日ご紹介させて頂くケースは約3ヶ月前にタイヤ交換を勧められて

自己判断で交換を先送りにされていた事例

走行距離も少なく、普段のご使用もわずかの距離しか走行されないとの事で

交換を勧められた際は、売上目的で言われている!!と考えていたとの事

確かに走行距離は約17000km程ですので残溝に関しては問題ありませんが

経年劣化が進んでおり一部に剥離しかかっている部分も見受けられました。

ちなみに製造年は2017年32週なので約6年程ですね

製造年から交換時期のご質問も多数いただきますが

正直に申し上げますと使用環境により異なります。

低走行のお車に関してはひび割れは早く発生します。

何故なら、タイヤは走行する事で衝撃や遠心力などの力で

ゴム内部に入っている柔軟剤の様なものがにじみ出る仕組みになっているのです。

この柔軟剤の様なものが外に出ることでゴムの劣化を防止しているのですね

なのであまり走っていないタイヤはひび割れが早いと言われています。

 

あと、太陽光がタイヤに一日中当たっている駐車環境や

エアコン室外機の近くで駐車されている環境もタイヤの劣化が早くなってしまいますね

私もエアコンの室外機??と初めて教えて頂いたときに思いましたが

室外機から出るオゾンがタイヤにダメージを与えるとの事

ただ、最近のエアコンは高性能なのであまり影響ないとかあるとか・・・

話を戻しまして、今回のお客様は何故3カ月前のご指摘があった際は

交換しなかったのに本日交換に至ったかですが

単純にお知り合いからのご指摘にて交換です。

知人の方はお車の知識もあったご様子で早急に交換を言われたとの事でした。

写真を見る限り非常に危険な状態ですね

では、実際にひび割れすると何故危険なの??とご質問がありますが

まぁ見た目的に危なそう・・・が一般的

専門的な理由としては、ひび割れしている=ゴムが固くなっている=柔軟性が無くなっている

柔軟性が無くなると、雨の日の排水性能が大きく落ちる・ブレーキ時の制動距離が伸びる

あと目視で分かるのがゴムの剥離

ゴムが劣化すると輪ゴムでも経験あると思いますが千切れるんですね

タイヤもゴム製品なのでゴムが千切れます。

写真のめくれは軽度なめくれですが、ひどくなると一部分がごっそり無くなっていることもあります。

あと、よく「タイヤ交換しないとバーストしますよ!!」って言われたと

これもよくよくお伺いしますが、何でバーストするの??

これは、タイヤがひび割れることで内部のスチールワイヤーに雨水や洗車水が

侵入する事でサビが発生し破断してしまうからなんですね

これに関しては、国産メーカーではあまり事例として見ることは実はあまりありませんが

個人的に多く見るのはワイヤー部分とゴムの接着部分が剥離してしまう現象は

かなり見受けられますね

タイヤの一部分がポッコリ膨らんでしまう現象「セパレーションバースト」と言います。

破裂してはないので空気は入ったままですが、ハンドルが震えてしまうので

かなりビックリされる方が多いですね。

 

個人的にタイヤ交換を促すのには何か理由がありますので

個人的な判断で無視せずに違う店舗でもう一度判断してもらった方が良いと思います。

病院で言うセカンドオピニオンのようなものですね!

正直販売目的で交換を促すケースもありますが、最近非常に少なく感じています。

どうしても費用が掛かるので交換したくないお気持ちは分かりますが

大きな事故等に繋がる可能性が高いのであまりタイヤの軽視は危険です。

最近はどのお店もタイヤ点検は無料でして頂けるので

気になる方は是非お勧めします。もちろん当店も点検無料でしています。

担当者:林