【トヨタ・カローラフィールダー・ZRE162】WAKO'Sクーラントブースター注入
本日は車検をお任せいただいているトヨタ・カローラフィールダーの作業をご紹介します。
今回注入するWAKO'Sのクーラントブースターは、一言でまとめると冷却水の機能復活剤です。
冷却水(LLC)はエンジンの排熱に欠かせないものですが、大きく分けて3つの機能があります。
1、気温の低い時に凍らないという不凍性
2、気泡の発生を抑え、また発生した気泡を迅速に消していく消泡性
3、機関内部に錆や腐食を生じさせない耐腐食性
これらの機能のうち、2と3に関しては年月を重ねるごとに劣化していきます。これは近年増えてきている長寿命型LLCにおいても同様なので、キリの良い車検時に冷却水交換をするケースが多いです。
そこで、LLCを総交換せずに、LLCの寿命をのばしてしまおう、というのがクーラントブースターです。
注入するのはサブタンクでもかまいませんが、より効果を高めるためにラジエーターキャップを外し、中のLLCを可能な限り抜いて、そちらに添加します。
付属されているステッカーに日付を記入してエンジンルームの目立つところに貼っておきます。
注意点としては、このクーラントブースターはLLCの寿命を永遠に伸ばすものではない、という事です。蓄積する汚れをリフレッシュする為、6年に1度はLLC総交換をしてください、というのがWAKO’Sの意見です。
ラジエーター内部というのは目に見えないですし、多少腐食が進んでもすぐに明確な症状が出ることもないので、なおのこと普段から気にかけてあげるべき部分だと思います。
こういった車検整備など、タイヤ以外もぜひともお任せ下さい!
カテゴリ:メンテナンス
担当者:西中