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プライド。

2013年8月13日

今朝方、電車の中(出勤時)でパドックの日記を見てみる・・・

「昨日のゲリラ豪雨でお店は停電してないよなぁ。。」と気になっていたので・・

すると・・・

ブルーの964のアライメント調整の日記があがっていた。

「停電は大丈夫だったんだなぁ。。そしてチリチリ(小林)が964頑張ったんだなぁ。。。」

出社してみると「この964昨日の豪雨で調整後の試乗がまだだからチェックして下さい」と言われる。。

普通なら「えっ試乗してないってことは・・再調整の可能性50%あるじゃん。。」とガックリくるとこですが・・

なぜだか私(カネサカ)はそう思わなかった。

なぜだろう???

それは作業をしてくれた小林くん(チリチリ)の技術と経験そして、アライメントの数値に対する妥協の無さ・・

一言でいうと、整備士としての「プライド」を信頼しているからかな・・

パドックの日記ではおなじみの空冷式911(930・944・964・993etc)。

国産車でもハイチューンドになると結構大変な車種もありますが、上記のポルシェは次元が違う大変さ・・・

「アンダーカバー・スタビライザー・ブレーキ導風板を外すのが大変??」

確かに大変だけどそれは本質ではない。

「リアのキャンバ―・トーが連動して数値変化していってしまうのが大変??」

確かに大変だけどそれは本質ではない。

「キネマティックトー調整、964・993フロントキャンバー調整、930・944(リアトー)キャンバ―調整etcの特殊工具を用いた調整が大変??」

確かにかなり大変だけどそれも本質ではない。。

では何が大変なのか・・??

本日またまた964カレラ2入庫。

画像3は夕方~閉店後までかかって調整した調整後の数値。

この手の911を数多くやってきた方ならここまでもっていく大変さは理解してもらえると思います。

ここにもっていくまでに少なくとも10回以上キャスター測定をかさねています。

当然キャスター測定すれば僅かではありますが、各数値が動いてしまう。。

場合によってはかなり時間をかけて妥協なしで出したリアのキャンバー値までも動いてしまう・・・

正直いえばいつも「も~このへんの数値でいいか・・」なんて悪魔のささやきといつも戦っている。

時折、ホトホト嫌気がさすほどゴールがみえなくなる。。

きっとチリチリも結構戦ってるハズだ。。

でも・・

911やW124(Eクラス)などで遠方からわざわざパドックにアライメントをとりにきてくれているお客様の期待水準はそこではないと自分に言い聞かせる。

アライメントの数値にはいくつもの合格ラインがある。

それなりの数値でOKなら空冷911でも2時間で終わる。。

上述した古い911やベンツのような車好きのお客様の期待水準を裏切らない「プライド」

これこそが一番大変ということです。

画像1 リアスタビ外します。。

画像2 フロント車高調ですがアッパー調整不可・・SSTで調整。。硬いと・・・

画像3 調整後データ。

今日は金坂でした。

それではまたッ!!