スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

とても大事なことです。

2014年5月23日

毎度ご来店、ありがとうございます。

今回はホイールナットについてお話させていただきます。

パンクしたタイヤを御自分でスペアタイヤに取り換えて御来店するお客様の中には、

ナットに「体重」を掛けて締め付けたり、貫通ナットが「反対」だったりと、

間違った扱いが、今も昔も後を絶ちません。

自動車メーカーは、「車載工具やスペアタイヤ」に「取説」を付けるべきだと

思うのは自分だけでしょうか?

当店では、国内外のメーカーのお車を作業させていただくため、

純正ナット(ボルト)だけでも、標準的な物でもこれだけの種類があります。

純正ホイールには純正ナットはもちろん、メーカーによっては、

特殊形状のナットもあるため、夏、冬用のホイールセットをお持ちの方は

注意が必要です。

では、何故こんなにも種類があるのか?

理由は色々ありますが、その一つとして「緩んでほしくない」訳です。

地球上で、最も偉大な発明でありながら、

弱点が付きまとうのが、ボルト&ナット(ネジ)です。

弱点とは、「振動で緩んでしまう」ことです。

上向き横向き下向き関係なく、緩む方向に働いてしまう構造なんです。

では、緩まない対策は?

キーワードは「摩擦」です。

基本、規定の締め付けトルクで締め付けた際、

「ネジ山」の接地面摩擦で緩みを制御しています。

ナットの形状は?

テーパーナットより球面ナットの方が接地面を多く取れるし、

平面ナットであれば、より高いトルクを掛けることができます。

っと、まだまだ説明したいことがたくさんありますが、

今回はここまで。

担当者:やっぱり腰が痛いエハラ

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