サービス事例 / 2019年6月21日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

【ダイハツ・タント・L375S】ロアボールジョイントブーツ交換

【ダイハツ タント メンテナンス商品 その他 > 車検】
2019年6月21日

 

本日は車検をお任せ頂いているダイハツ・タントのロアボールジョイントブーツ交換をご紹介致します。

 

 

車の足回りには数々のパーツがあります。その中の一つ、ロアアームはタイヤとサスペンションと車体を繋いでいる非常に大切な部分で、走行中の衝撃吸収はもちろん、カーブを曲がっているときの左右方向の力や、加減速時の前後方向の力を受け止めています。

 

 

そういった様々な動きに対応できるように、ロアアームの可動部にはボールジョイントという関節機構が使われています。走行を重ねてボールジョイントが摩耗することを抑えるために、関節部分にグリスが塗布されています。そのグリスを留めておくため、また関節部分に異物が入り込むのを防ぐために装着されているのが、ブーツです。

 

 

ブーツはゴムで出来ているので、年数が経つごとに劣化していきます。写真のようにヒビ割れが発生し、最終的にはブーツが破れて中のグリスが飛び出してきてしまいます。そうなると保安基準に抵触するので、車検に合格できなくなってしまうばかりか、異物の混入により故障の原因となります。今回のケースでは、極端な話ですが車検に合格させることはできます。しかしヒビ割れが深く、ブーツが破れるのも時間の問題ですので、安全のために交換させて頂くことになりました。

 

 

外した古いブーツです。こうしてみると、それほど劣化が進行しているようには見えませんが、

 

 

こうして押しつぶしてみると非常に解りやすいです。これはタイヤも同じなのですが、一見すると劣化の進行具合が解り辛いケースはとても多いです。よく目を凝らし、変形させてみるなど工夫をしてゴムの劣化を見逃さないようにすることが大切です。

 

 

無事、新品に交換が完了しました。これでしばらくは安心して運転して頂けると思います。

 

足回りは、リフトアップしたり設備がないと目視点検が難しいかと思います。ご相談頂ければ無償で点検致しますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!

 

 

カテゴリ:メンテナンス 

担当者:西中

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