【ダイハツ・タント・L375S】ロアボールジョイントブーツ交換
本日は、車検で入庫しているダイハツ・タントのブーツ交換作業をご紹介します。
走行中の車には、走る、曲がる、止まるといった運動や、路面からの衝撃など、様々な方向から力が加わります。そういった入力に対応できるように、車の足回りは複雑な構造をしています。
今回取り上げるのは、ロアアームというタイヤを下から支える部品です。
負荷がかかりやすい部分なので、ブーツが破れたり劣化している事が多い所でもあります。
近くで見てみると、深いひび割れが入っているのが分かります。
このブーツの奥には、ボールジョイントという金属の関節があります。あらゆるアームの動きに対応できるようになっていますが、その金属同士の摩擦を防ぐ為にグリースが封入されています。そのグリースを関節部に留まらせておくことが、ブーツの大切な役割です。
このブーツが破れてしまうと、中のグリースが飛び出してきてしまい、関節部の保護力が低下します。また、内部にゴミなどの異物が入り込む原因にもなります。それを放置したまま走行を繰り返せば、異音やガタ付きの原因となります。そして、ブーツの破れている車は車検に合格できません。
古いブーツを外したら、ジョイント部のグリースを綺麗にふき取ります。そして新品のブーツにグリースを封入し、元に戻せば完成です。
足回りは、車体を持ち上げたりしないと目視しにくい部分なので、お客様ご自身で点検されることは難しいかと思います。
当店にお越しいただければ無料で点検いたしますので、お気軽にお問い合わせください!
カテゴリ:メンテナンス
担当者:西中