【ニッサン・ルークス・ML21S】CVTオイル交換
先日に引き続き、本日も日産ルークスの作業をご紹介します。
今回取り上げるのは、CVTオイルの交換です。
エンジンの作り出したパワーを変換してタイヤまで伝えるトランスミッションという機構があるのですが、このオートマオイル、あるいはCVTオイルはその機関で使われている潤滑油、そして作動油です。
エンジンオイルと比較すると知名度は低いところですが、オートマオイルも同じオイルである以上、走行を重ねたり年月を経ることで汚れたり劣化したりして性能が落ちていきます。
トランスミッションの性能が落ちるということはつまり、パワーの伝達効率に支障が出てくることなので、燃費や加速などといった走行性能が低下し、ギアチェンジ時のスムーズさがなくなったり、最悪の場合は故障につながるケースもあります。
CVT&ATフルードチェッカーという専用の機械でオイルの劣化具合を判定してみます。
自動で車両から0.5Lだけ取り込んで数秒間たつと測定結果が表示されます。
結果はイエローゾーン、つまり要注意という結果でした。
ATFの劣化が進行しており、早めの交換が必要なケースです。
レッドゾーン判定が出るほど劣化しているわけではないので、現状では体感できるほど走行性能が落ちていることはないかもしれません。
しかし何事も早めの対策が肝要です。風邪はひき始めに対応するのが鉄則なのと同様、車に関しても何か症状が出る前に良い状態に戻してあげましょう。
使用するオイルはニューテックのエコダッシュというオートマオイルです。
AT車にはATF、CVT車にはCVTFというように区別されていることが大半なのですが、このオイルはAT/CVT兼用の優れものです。
交換後、再度診断機をかけてみると結果はグリーンゾーンでした。これでしばらくは安心です。
ATFは2年、または2万kmで交換と言われています。
エンジンオイルよりも交換サイクルが長く、忘れられてしまいがちな部分ですが、定期的にしっかりと点検してあげたい部分です。
一部車種を除いて点検は無料で行いますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
カテゴリ:メンテナンス
担当者:西中