サービス事例 / 2018年5月7日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

【日産・セレナ】ハブ防錆施工

【日産　セレナ　メンテナンス商品】

2018年5月7日

本日は日産セレナにハブ周りの防錆コーティングをお任せ頂きましたのでご紹介します。

自動車というものは基本的に屋外で活動しているのものなので、我々が考えるよりも車体は実は過酷な環境に晒され続けています。なにも無さそうに見えても、実は目の届かないところが蝕まれていた、ということはままあることで、その代表的なものの一つが車体に発生する錆ではないでしょうか。

錆の発生しやすい箇所はマフラーや足回りなどの金属部分ですが、今回着目するのは画像にあるセンターハブです。ここはホイール中央の穴にピッタリと入る部分なのですが、ここが錆びてしまっている車両は存外に多いです。

この錆がもたらすのは、一つがタイヤの固着です。センターハブとホイールの僅かな隙間を錆が埋め尽くして固着してしまい、車体からタイヤを取り外すことが困難になることがあります。事実、私たち作業スタッフもこの錆のせいで、大きなハンマーでタイヤを叩いて脱着しなければならないケースを何度も経験しています。我々のようなプロであれば大きな問題はありませんが、もし仮にご自身でパンクしたタイヤをスペアに交換しようとする際に、タイヤが錆によって外れなくなっていたら問題です。

もう一つが、ホイールナットのオーバートルクです。無事にタイヤホイールを取り外すことができたとしても、また車体に装着する際に錆が邪魔をしてホイールが正確に取り付けできず、その分ナットを基準値より強い力で締め付けなければならなくなります。その結果、ハブボルトやナット等の破損に繋がるリスクがあります。