サービス事例 / 2018年6月8日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

【ダイハツ・ハイゼット・S200V】ラジエータホース交換

【ダイハツ ハイゼット メンテナンス商品】
2018年6月8日

本日はダイハツ・ハイゼットカーゴのラジエータホース交換作業をご紹介します。

お客様より「車体下から何やら水が漏れていた」というご相談を頂き、リフトアップしてみたところラジエータロアホースの繋ぎ目から冷却水の漏れた形跡がみつかりました。

冷却水はエンジンの熱を奪い、アッパーホースを通ってラジエータで冷やされ、ロアホースを伝ってまたエンジンを冷やしにいくという循環をしています。今回漏れがあったのはロアホースのほうでした。

ラジエータホースは温度変化に強く耐久性の高い素材が使われているので、そう簡単に劣化することはありません。しかしゴム製品であることには変わりなく、長期間使っていると亀裂などから冷却水が漏れてしまい、最悪オーバーヒートにも繋がりかねないので注意が必要です。

ホース交換の準備段階として最初に機関内の冷却水を全て排出してしまいます。これをしないと、ホースを外した瞬間に冷却水が大量に出てきて大変なことになります(笑)

金属バンドをずらしてホースを慎重に引っ張ると古いホースが抜けました。新品と比較するとやはり年季を感じます。

新しいロアホースを組み付け、新品のバンドで固定すれば交換は終了です。次は空っぽにしてしまった冷却水を充填していきます。

上から新しい冷却水を入れるのですが、それだけでは空気が一緒に入り込んでしまいます。配管が上下左右に曲がった形状をしているので、その内部に入っている空気を全て冷却水で満たす工程が必要です。これをエア抜きというのですが、作業自体はとても簡単で、ラジエーターキャップの代わりに専用の装置を付けて、あとはエンジンを回し続けるだけです。ファンが何度か回り、泡が出なくなればサブタンクの水位を調整して終了となります。

普段なかなか見られない車の裏側ですが、実は注意が必要な部品も多くあります。今まで何の違和感もなく乗れていても、実は徐々に蝕まれている箇所があったというケースは少なくありません。点検は基本的に無料で行なっておりますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!

カテゴリ:メンテナンス 

担当者:西中

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