アウトバック 「アライメント調整」
愛知県北名古屋市のタイヤ館師勝、スタッフの岡島です。
アライメントの紹介・お話は何度もさせていただいていますので
リヤに多い調整機構のお話でも!
というわけで
今回は、スバル・アウトバックのアライメント調整を担当しました!
アウトバックはスバルのSUVともいえるし、ステーションワゴンともいえる
なんとも贅沢な車ですよね。
荷物も乗りますし、アイポイントも高くて、乗り降りもしやすいのが◎!
そんなアウトバックの、アライメントを測定・調整していきます!
まずはいつもの、センサー取付とアライメント測定作業です
センサーを4輪すべてに取付、ランナウト補正とキャスタースイング測定を行います。
測定が終われば、後ろ→前の順番で調整していきます。
後ろ側の調整箇所は 「偏心カム」 方式
偏心カムとはいったいどのような調整機構か。。。
サスペンションアームの車体・ブレーキ側どちらかの根元についているのですが
このカムを「まわす」と、支点の中心がズレることにより、繋がっているアームが
押されたり引っ張られたりすることにより、タイヤホイールの角度が変わります!
フロントトーではメジャーな調整機構、バーを伸ばす方式のタイロッドとは違い
サスペンションアームの一部になるアーム自体の成形自由度が高い反面、
大きな角度はつけられないデメリットもありますが
フロントキャスター・フロントキャンバー・リヤキャンバー・リヤトーなど
様々な調整機構で使われるメジャーな調整方式です。
というかほとんどがコレです ( ・∀・)
フロントは、タイロッドの長さを調整
国産車・輸入車問わず、フロントはほとんどこれです。
外車でも、調整側のアームの固定方式が違うぐらいですね!
調整が終わった後は。。。
調整して、数値化した角度を整えたら終わり。。。
ではなく、最後に再度測定します!
動かしてあげて、車体やサスペンションのストレスが取れた状態の角度に
ズレがないかのチェックですね。
この測定で、調整したところに角度のズレが発生する場合は再度調整します。
こうして、なんどか調整→測定を繰り返し落ち着いたら完了です!(`・ω・´)
偏心カムはありふれたスタンダードな調整機構ですが
調整前のデータが2度以上の数値が表示されると
「この角度は、メーカー指定基準値まで戻ってくるのか・・・?」
と、ガクガク((;´Д`)))ブルブル 不安になります。
もちろん、ダメな場合はその時点でお客様に報告と、調整についての相談を
させていただいておりますのでご安心を。( ´ω`)ノ
カテゴリ:アライメント関連
担当者:岡島