サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

スマートロードスター

2015年2月28日

スマートロードスター

超レア車です。

タイヤサイズは175/50R16・205/45R16

ホイールは3穴 PCDは112

スマート専用サイズです。

スマート(smart)は、ドイツ・ベーブリンゲンを本部とし、主に小型車を製造・販売する自動車メーカーです。ダイムラーAGの完全子会社。製造拠点はフランス・モゼル県ハンバッハにあります。

スマートは、2人乗りのマイクロカーを生産・販売することを発案したスイスの時計会社・スウォッチが、ダイムラー・ベンツ(当時)をパートナーとして開始された自動車事業です。

スウォッチは当初、小型車を得意とするフォルクスワーゲンとの提携を企図しましたが実現せず、自動車事業の経験がないスウォッチと、小型車市販の実績がないダイムラー・ベンツ、という組み合わせでの企画となりました。

1994年、二社合弁によりMCC(Micro Car Corporation )が設立され、フランス・モゼル県ハンバッハには、製造工場が建設。1998年、オリジナルモデルである「シティクーペ」(後の「フォーツークーペ」)が発売されましたが、走行中に横転する問題が発覚し、設計を根本的に改善するために多額の費用が掛かりました。

この際、ダイムラー・ベンツの出資比率が、設立時の51%から81%にまで引き上げられています。設立以降、スマート事業は12年に渡って赤字が続き、創始者であったスウォッチは完全に撤退。

2006年夏までの損失の累計は36億ドルに達すると報告されており、ダイムラー・AG自体も事業から撤退するのではとの憶測が絶えなかったとか…。

苦境のさなか、2007年春には「フォーツー」がモデルチェンジし第2世代へと移行。

他方、消費者の間でガソリン価格の高騰と地球環境への配慮から低燃費車志向が高まり、小型車の需要が見込まれている現状に…。このような情勢の中、2007年度にスマート事業はようやく黒字へ転換、2008年度も黒字となりました。

2008年1月には、これまで実現していなかったアメリカでの正規販売が開始。米国向けのフォーツーは衝突安全基準を満たすために全長が約15cm延長されており、当時の販売価格は1万1590ドル(約135万円)~。

安全基準は他のメルセデスの車種と同水準のものが適用され、小型車でありながら大型車と同様の衝突安全性を誇るスマート。

エンジンはスマートフォーツーと同じ直列3気筒698ccターボですが最高出力は60kW(82PS)へ強化されています。ルーフは電動ソフトトップが標準。

<名称の由来>

「smart」の名称は、創業時のパートナーであったスウォッチ(Swatch )の「S」と、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz )の「M」に、「芸術」(art )を組み合わせ、英語の「smart(洗練された、気のきいた、賢い、鋭い、活発な、などの意味を持つ)」にかけたものです。

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