メルセデスベンツGクラス(W463)
メルセデスベンツGクラス(W463)
Gクラスの「G」とはドイツ語でオフローダーを意味する、「ゲレンデヴァーゲン」
(Geländewagen)の頭文字です。
タイヤサイズは265/60R18。純正装着タイヤはブリヂストンのデューラーH/Pシリーズ。
純正パタンはH/P680ですが、リプレイス品の現行パタンはH/Pスポーツ。
ポルシェカイエン、アウディQ7、VWトゥアレグなどにも採用されている世界のハイパフォー
マンスSUVが認めたタイヤです。
Gクラスは1979年登場。NATO(北大西洋条約機構)正式採用という実績も持つ、元々軍用車両であったゲレンデヴァーゲンを民生用にアレンジさせたものが、現在のGクラスの源流です。
およそ四半世紀に及び、いくどものマイナーチェンジを受けていますが、エンジンとインテリアを除く基本的部分については当初の設計を受け継いでおり発売当初から基本コンポーネントは変わっていません。
メルセデス・ベンツでは、すべてのモデルチェンジをひとつのGクラスとして扱っています。組立は、オーストリア・グラーツで行われていますが、エンジンはシュトゥッツガルトから持ってきています。
日本では1981年に発売が開始され、ショートボディやカブリオレ、ディーゼルエンジン搭載モデルなど、多種多彩なモデルが輸入されました。
また230Gをベースにボディ上部を取り払ってその部分に防弾ガラス製の箱のようなものを載せたローマ教皇専用車(パパモビル)として公式行事などで使用されていましたが、フォルクスワーゲン・トゥアレグに同様の架装を行った車輌が取って代わりました。
しかし、2008年には再びゲレンデヴァーゲンの最新モデルが教皇の専用車に採用。
2015年までGクラスの生産販売は継続されることが決まっていますが、2011年5月に発売された「BA3ファイナルエディション」を最後にショートボディモデルの生産が終了。
右ハンドル仕様車は一時受注生産となっていましたが、2010年にイギリス、オーストラリアなどで右ハンドル仕様車の販売が再開されています。
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