サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ハコスカ

2014年3月27日

3代目スカイライン C10型(1968年-1972年)

通称ハコスカ

タイヤサイズは175/65R14。引っ張りタイヤのため、ホイールのリム部分とタイヤのビード部分からのエア漏れで来店。シール材で塞いでエア漏れは止まりました。釘踏みのパンクじゃなくてもエア漏れはあります。定期的なエアー点検は大事です。

ハコスカは定番のソレタコデュアル(ソレックスキャブ・タコ足・デュアルマフラー)。

王道のチューニングメニューです。

タイヤ館の店長連中も2名程ハコスカを乗っているみたいですが、日々故障との闘いだとか…。嗜好性の高いクルマです。いつ止まるか分からない車はファミリーカーにはできませんね。家族から大ブーイングがきます。趣味クルマで抑えておくほうが無難。

1968年8月開発はプリンス自動車工業時代からS7型として始められており、日産との合併後初めて新規発売されたモデル。基本の4ドアセダンボディ(C10型)、ステーションワゴンボディの乗用車「エステート」(WC10型)と商用車「バン」(VC10型)が発表。エンジンはプリンス製の直列4気筒OHC1500cc G15型を搭載。

1968年10月直列6気筒エンジン搭載の2000GT(GC10型)を追加。S5♯型同様、防火壁前方を延長しているが、S54型と違い、開発当初から6気筒化を配慮した設計構造とデザインが行われました。S54型に搭載されていたプリンス製G7型エンジンに代わり、日産製直列6気筒、OHC、2000ccのL20型(シングルキャブ)を搭載。発売当初はかまぼこ型シリンダーヘッドと呼ばる後年主流となるL系(全排気量)エンジンとは形状が異なる物が搭載されました。最高出力は105ps。1969年以降日産のL20型エンジンを搭載する全車種で新設計のシリンダーヘッド搭載エンジンに順次切り替わり、115ps(レギュラーガソリン仕様)となりました。新旧を区別するため、新型をL20Aと呼称(車検証上の原動機の型式に変更はない)しました。サスペンションは、フロントは4気筒同様のマクファーソンストラットですが、リアはセミトレーリングアームとコイルスプリングへ変更され、4輪独立懸架に変更。当時米国統治下だった沖縄でも販売開始されました。

プリンス自動車工業株式会社は、1947年に創業、以後変遷を経ながら1966年に日産自動車と合併するまで存在していた日本の自動車メーカーです。

第二次世界大戦後、航空機製造を禁じられた立川飛行機出身の、外山保、田中次郎ら技術者により、1947年に「東京電気自動車」の社名で発足。電気自動車製造からスタートしたメーカーですが、1951年以降はガソリン自動車開発に転身。経営および資本面ではブリヂストンとその創業者である石橋正二郎が大きな役割を担っており、旧・中島飛行機系の企業である「富士精密工業」との協業・合併をも経るなど、企業としての成立過程および社名の変遷は複雑です。

元航空技術者を多く擁する技術開発重視の社風により、早くから先進技術を導入し、1960年代にはモータースポーツ界でも大いに活躍しましたが、1966年8月1日をもって日産自動車と合併しました(日産自動車による実質的な吸収合併)。

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