サービス事例

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BMW5シリーズ(E60)

2013年6月28日

「E60」はセダン、「E61」はツーリング(ワゴン)のモデルコード。

タイヤサイズは245/40R18。5代目(2003年-2010年)5シリーズからパンクしても走行できるランフラットタイヤ(RFT)になりました。タイヤ価格はノーマルタイヤの1.5倍。

245/40R18と言えば、ランフラットタイヤだと、最終型ソアラ(Z40)、レクサスSC430、レクサスGS(初代)、ノーマルだとアウディA4、、A5、A6、ベンツEクラス(W211)1、ベンツCLS(W219)、ボルボS60、BNR34GTR、インプレッサ(GRB)、ランエボⅩ等々。

今回の交換タイヤはポテンザS001ランフラットタイヤです。最近のBMW新型モデルには純正採用されているモデルです。乗り心地の良さと雨の日のブレーキがピカイチ。

先代(E39)に比べて車体寸法が拡大したが、重量増加を抑えるため、Aピラーよりも前、フロント部分はアルミニウム構造とされた。当初搭載されたエンジンは、直列6気筒は先代モデルに搭載されていたエンジン(M54)の流用、V型8気筒はバルブトロニックを装備した新型のものであり、4気筒2,000ccエンジンや、ディーゼルエンジンもあった。変速機はマニュアルトランスミッション(MT)のほか、全てのエンジンに新しい6速オートマチックトランスミッション(AT)が組み合わされた。

技術面では「アクティブステアリング」と呼ばれる、ステアリングギア比を走行速度によって変化させる可変ギアレシオ・パワーステアリングが搭載され、これには横滑り防止機構と連動して自動的にカウンターステアを当てる機能も備わっていた。また、「ダイナミックドライブ」と呼ばれる、モーターとスタビライザーを組み合わせによってコーナリング中に左右のロールを抑え、乗り心地と操縦性を確保する機能も設定された。E6X・7シリーズに先行装備された、iドライブ(アイドライブ)と呼ばれる車内快適装備の操作のためのコンピュータシステムも搭載された。

外観デザインはエッジを多用するなどして、従来のBMWとは大きく異なったイメージのものであった。これには賛否が分かれたものの、デザインを革新的なものにすることはBMW社内上層部による決定事項であり、オーナーであるクヴァント家もこの新しいデザインを強く支持していたという。このデザインはクリス・バングルが率いるBMW社内のデザインチームによるもので、実際に採用された作品は、イタリア人デザイナー、ダビデ・アルカンジェリによるものだった。ただしダビデは、急性白血病によりこの自動車の発売前に死去している。

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