サービス事例 / 2018年2月14日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ATF交換、やってますか?

【メンテナンス商品 オイル関連 > ATF交換】
2018年2月14日

クルマの「オイル交換」というと一般にはエンジンオイルの交換を指しますね。

エンジンはクルマを走らせる力を生み出す、

いわばクルマの心臓部ですから非常に重要な部分です。

ガソリンの燃焼や回転運動による金属部品の摩耗で

エンジンオイルは汚れていきますから、

定期的な交換が必要であることはご存知の方が多いと思います。

 

その一方で軽視されがちなのがATF

(オートマチック・トランスミッション・フルード)の交換です。

エンジンで発生した力はトランスミッション(変速機)を介して

タイヤに伝わります。

この変速機でもスムーズに回転、作動するようにフルード(作動油)が

使われているのです。

オートマ車の変速機で使われているフルードがこのATFです。

 

 

クルマが走れば当然ATFの汚れ・劣化が進行します。

燃費の悪化や加速の低下、変速時のショック(振動)の増加などの

悪影響が出てきますから、エンジンオイル程の短いサイクルではないものの

定期的な交換が推奨されます。

 

 

タイヤ館では写真のようなATチェンジャーを用いて

現状のATFの汚れ度合いを診断しています。

古いオイルを全て抜いてから新油を注入するエンジンオイル交換と異なり、

ATF交換では汚れているATFを少し吸い出しては新油を少し注入する、

汚れを薄めていくイメージでの交換方式となります。

交換前に汚れの度合いを診断し、その度合いに応じて

目安の交換量をご案内させて頂いております。

 

「新車の時より燃費が悪くなってきたような…」

「ギアの切り替えの時にクルマが揺れる…」

などの症状にお心当たりがございましたら、ATFの点検がオススメです!

(ATFの点検・交換作業ができないお車もございます)

 

しかし、このATFというのは曲者で、

長年交換せずに走行を続けるとかなりの汚れが溜まってしまいます。

この状態でATF交換を行うと新油が溜まった汚れを巻き上げ,

変速機内部の狭い油路に詰まってしまうことがあります。

「過走行車のATFは交換しない方がいい」と言われるのはこの為です。

 

 

タイヤ館幕張ではATの変速フィールを向上させる添加剤も

お取り扱いしております。

油路の詰まりを予防する作用もございますので、

汚れが進んでしまって通常のATF交換にリスクがある

お車にも使って頂けます。

 

エンジン同様、トランスミッションも故障の場合には

走行不能になるだけでなく、修理費も高額な傾向があります。

きちんとメンテナンスして長持ちさせましょう!

ATFの交換サイクルは、一般には2万km走行毎が

推奨されています。

担当者:小林

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