【トヨタ・プリウス・ZVW30】パンク内面修理
本日ご紹介するのはトヨタ・プリウスのパンク修理です。
お客様が出掛けるために車に乗り込もうとすると、
左後ろのタイヤが完全につぶれていることに気がついたそうです。
その場でスペアタイヤに交換し、当店に直接お越し頂きました。
パンクしているタイヤの製造年は2019年。
新品に近いのでなるべく修理で済ませられれば良いのですが、早速点検をしていきましょう。
パンク箇所の発見に最も効率が良いのは、石鹸水を全体にふりかけてあげることです。
釘等によってタイヤに穴が開いている場合や、チューブレスゴムバルブが経年劣化によるヒビ割れで空気漏れをおこしている場合など、パンクには複数のパターンがあります。その空気漏れを起こしている場所で、石鹸水が泡状になって場所が分かりやすくなる仕組みです。
今回は、接地面に何かが刺さって空気が漏れていました。
タイヤとホイールを分解して、裏側からパンク箇所を見てみました。
ほんの僅かに穴が空いているのが見えます。
これほど小さな穴であっても、タイヤは空気漏れを起こします。
穴の位置や角度からすると、幸いなことに修理は可能です。早速取り掛かりましょう
パンク修理方法には2種類あります。
外から修理剤を差し込む外面修理、
そして内側から本格的に修理する内面修理です。
お客様が頻繁に高速道路を利用されるかたなこと、
またタイヤがまだ新しいので、長く安心して使えるようにするため、
今回は内面修理で作業を進めていきます。
タイヤの内部構造の表層を一部削り取り、接着剤を塗っておきます。
そして内側から上図のパッチを差し込んでいきます。
念入りに接着面を押し付けたら、余分に剥がした内部の表面を専用の液剤で補修します。
表から見ると、こうなっています。
パンク箇所の裏側一帯と穴の断面、どちらもカバーしている修理方法なので、
強度と耐久性に関して優れているのが内面修理です。
お客様には今後も安心して乗って頂ければと思います。
近頃、台風や大雨が重なっているので、パンクでご来店される方がとても増えています。
タイヤに異物が刺さるか否かは運としか言いようがないですが、
今回のお客様のように早期発見、またパンクしたタイヤで走らない、
という点を守って頂ければ、修理で直せる確率は高くなります!
パンク修理はタイヤ専門店へお任せ下さい!
カテゴリ:タイヤ
担当者:西中