【スズキ・アルト】エンジンオイル漏れ修理
今回は先日も技術サービスにてご紹介させていただきました。
スズキ・アルトのオイル漏れ修理のご紹介です。
前回も使用した写真、右上に黒い粉みたいなものがついていると思います。
エンジンのヘッド付近から跡が残っている黒いの、これがオイル漏れ箇所です。
正確にはオイル漏れの前段階、オイルの滲みになります。
このエンジンヘッドカバー接合部のガスケット劣化によりオイルが滲んでしまっていると考えられます。
ヘッドカバー上部の写真です。
真ん中に三つ同じ部品が並んでいると思いますが、この部品の奥にスパークプラグが入っています。
ガスケットはこのプラグが入っているプラグホールの隙間を埋めるガスケットと一体となっています。
もしかして~と覗いてみると茶色の液体が・・・。(>_<)
プラグを外してみると案の定オイルが付着していました。
この状態では正常な火花を飛ばすことが難しくなってしまいます。
とりはずしたヘッドカバーとガスケットです。
ヘッドカバー内部の様子、WAKO'Sオイルを使用しているおかげで内部は思っていた以上に綺麗です。
取り外したヘッドカバーガスケット(上)と新品のヘッドカバーガスケット(下)
新品と比べて、使用済みのガスケットは経年劣化により硬化して曲がりくねった癖がついてしまっています。
新品のプラグ、んん~~とっても綺麗です。
各部品を組み付けて元通りに戻し作業は完了となります。
このようなオイルの滲み等の症状は定期的なエンジンルームの点検により早期の発見が可能となります。
症状が酷くなってしまえばもちろん正常な働きをすることができず、最悪の場合はトラブルに繋がってしまう危険もありますので、しっかりとお車の点検・メンテナンスは行っていきましょう。
カテゴリ:メンテナンス
担当者:すー