スタッフ日記

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スタッドレスってどういう意味? つづき

2015年11月26日

「冬になったらスタッドレスタイヤを装着!」 「スタッドレスタイヤは雪道でも安心して車を走らせることができます!」「チェーン規制でもスタッドレスタイヤを装着していればOK!(一部例外もありますが・・・) 」「スタッドレスタイヤは本当に便利だ!」「チェーンなんてほとんど必要ない!」

毎年冬になるとこんなセリフを良く耳にします。

確かに雪国ではスタッドレスタイヤは生活に欠かせないアイテムです。

しかし、雪のほとんど降らない首都圏でも、ここ数年は装着する方が徐々に増え、非常に身近なタイヤとなりました。

各メーカーから様々な商品が販売されていて価格も手頃なものから高価なものまで様々です。

そんな今ではすっかり定着した「スタッドレスタイヤ」ですが皆様「スタッドレス」という言葉の意味や由来をご存知でしょうか?

すでにご存じの方も多いと思いますが少しだけ簡単にご紹介します。

「スタッドレスタイヤ」

1970年代から80年代にかけて雪道を走行するために爆発的に普及したタイヤがありました。「スパイクタイヤ」です。それまでのスノータイヤに金属製のスパイクピンを埋め込んだもので、ピンを埋め込まないスノータイヤに比べて特に凍結路で非常に安定した走行が可能で、雪国では飛躍的に普及しました。

しかし、積雪のない道路でスパイクタイヤを使用すると金属性のピンがアスファルトを削り、道路が傷むだけでなく、その粉塵による健康被害が社会問題に・・・その結果、「スパイクタイヤ」が多くの地域で規制されるようになりました。

そんな状況下で新たな冬用タイヤの開発が始まり、誕生したのが「スタッドレスタイヤ」です。

『スタッド』というのは和訳すると「鋲(びょう)」という意味で「スパイク」や「ピン」を表します。

つまり「スパイク(スタッド)」が「無い(レス)」タイヤ!という意味から「スタッドレスタイヤ」と呼ばれるようになりました。

スパイクタイヤが全面的に禁止された1991年以降、各タイヤメーカーはスタッドレスタイヤの研究開発に力を入れ、これまで多くの技術が誕生しました。

その中でブリヂストンが1988年に開発した「発砲ゴム」の技術は、氷上でのブレーキ性能に大きな効果発揮し雪国のドライバーに大きく支持されました。

その結果現在、ブリヂストンのスタッドレスタイヤは「全国装着率No.1」「北海道のタクシードライバー装着率No.1」となっています。(詳しくはカタログをご覧ください)

我々が何気なく装着しているスタッドレスタイヤにも実はこのような歴史があったのです。しかも、「スタッドレスタイヤ」自体の歴史はまだ浅く、これからますます技術が進化していくようにも感じます。

スタッドレスタイヤをお買い求めいただく際は是非こんな豆知識も参考になさってください。

担当者:池田

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