スタッドレスタイヤはいつ履くべきか?
いよいよ11月も折り返しに近づいております。
あっという間に「冬」らしい気候になってきた2020年も間もなく終わります。
一昨年、昨年は「暖冬」と言われていましたが今年は例年通りの「寒い冬」が戻ってきそうです。
当店では冬のドライブの必需品「スタッドレスタイヤ」の販売&取り付けが本格的に始まっております。
すでに連日多くの方にスタッドレスタイヤの取り付けをさせていただいておりますが、毎年この時期になるとお客様よりこんな質問を受けます!
「スタッドレスタイヤはいつ装着すればいいの?」
*販促品記載のデータはブリヂストンHPをご確認ください。
毎年このHPでもお伝えしているかもしれませんが、当店でお勧めしているスタッドレスタイヤの装着タイミングについてあらためてご説明させていただきます。
まず、スタッドレスタイヤ装着のタイミングはお客様によって大きく異なります。
・お車の使用状況、使用頻度はどうなのか?
・どのような目的で装着するのか?
・どのようなシーンで冬のドライブを行うのか?
・お乗りのお車の車種や特性はどのようなものなのか?
これらを総合的に判断してご自身の装着するタイミングを考えていただければと思います。
①スタッドレスタイヤを今シーズン新たに購入した方
今年新しくスタッドレスタイヤを購入した方や新品に買い替えをされた方は今すぐにでも装着してください。
新品のスタッドレスタイヤは実は本来のグリップ力がすぐには発揮されません。
夏タイヤも同様ですが、ある程度慣らし運転を行い、タイヤの表面のゴムが一皮むけたころから本来の性能を発揮します。
スタッドレスタイヤの慣らし運転の目安はおおよそ300~500キロ程度必要です。
冬本番にタイヤ本来の性能を発揮させるためにも早めの装着がお勧めです!
②雪のある地域には出かけないけどこの辺で雪が降った時に備えて用意している方
このような方の目安は12月上旬~1月上旬に装着をするのが一般的です。
横浜市周辺で年内に積雪があったのはここ数十年で1~2度です。
ほとんどが年明けに降雪&積雪が起きているので本格的な冬を迎える直前の装着でいいと思います。
③横浜市内で仕事で車を毎日のように使われている方
どのような場所に行くかによって大きく変わりますがあまり雪の少ない地域で毎日お車をお使いの方はピンポイントでの装着がよいと思います。
スタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べて柔らかく摩耗が早い商品です。
その為市内で最も積雪や降雪の多い12月下旬~1月上旬に履き替えていただくのがいいと思います。
スタッドレスタイヤを長持ちさせるためにも履く期間は短い方がいいと思われます。
④仕事で寒い地域や雪のある地域に行く必要がある方
北海道、東北地方、北陸地方ではすでに多くの方が履き替えを済ませています。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
なんて有名な小説があるようにいつでも雪のある地域へ移動できるよう早めの装着を心がけましょう!
11月中旬には履き替え作業を済ませておくといいと思います。
⑤お店の混雑や長時間の作業待ちを避けたい方
関東近辺ではスタッドレスタイヤへの履き替えをほとんどの方が12月に行います。
我々タイヤショップが最も忙しくなるのもこの時期です。
当然お店は混雑し待ち時間も長くなります。
特に今年は新型コロナウィルスの感染拡大に注意をしながらの営業を行いますが、混雑時にはどうしても「3密」になる可能性もございます。
11月中旬であればまだまだお店は比較的空いております。
人ごみを避けたい方やサクッと履き替えを済ませたい方は11月中の履き替えをお勧めします。
今ご案内した内容はあくまで目安です。
異常気象も毎年多く発生しておりますのでいつ雪が降ったり積もったりするかはさすがにわかりません。
早めのご準備を心がけていただくに越したことはないと思います。
今でも数年前の大雪の記憶が鮮明に残っております。
しっかりと準備をして安心・安全な冬を迎えましょう!
担当者:池田