スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

その者、鬼神の如く

2007年10月22日

今日、ここに書き綴るのは、1人の男と獣の記録である。

私はこの半年間、彼らの生態や習慣を観察することに時間を費やしてきた。

これはその一端となるが、今の内に、いや、生きている内に、ここに記しておく。

私がネ申に見放されていなければ、記録は追加されるだろう。

彼らに最初に出会ったのは、初春。桜も咲いて間もない頃か・・・

彼は人の年齢にして、23歳。見た目も23歳。

目の輝きは、どこか幼さを感じさせるが、時に鋭さを漂わせている。

肌の色は、やや褐色で祠(ほこら)の中に篭るといった感じではない。

姿、身なりは健康的と言うべきか、部族特有の衣装。

男の名は「ヤマムー」。

そして、この男が駆る獣はトヨタ.210ハイラックス・サーフ

四つ足駆動制御の大型獣である。

ヤマムーは、この獣を愛してやまない。

このサーフへの愛情の表れは、まず、足元に輝く22インチの「ワーク」爪、LS207に見て取れるであろう。

太陽のように大きく、鏡のように煌く、そのLS爪は、見た者の魂をも映すかのようで、シャッターに触れる私の指先は小刻みに震えた。ブルブル・・・・   ネ申よ・・・

以前、目にしたときは20インチのLS爪だった気がするが、今、目にしているのは、紛れも無く、以前のそれとは違った。

恐らく爪を強力にすれば、戦いも楽になるし、天敵に対して十分威嚇にもなる。合理的だ

そして、捕食の効率化の為か、低姿勢で獲物に近づけるように、足廻りを短くしている。

ズーム族に古くから伝わる、秘密の儀式によるものだ。

まさに地を這う、ハンターだ。

一度目が合えば、逃げおおすことは叶わぬ。

生贄の祭壇に祀り上げられるであろう。

撮影は命懸けだ・・・

まるで何かに取り憑かれたのかのように、サーフに愛情(財産)をつぎ込むさまは

まさにローンレンジャー!!

ヤマムーは行く

鬼神の如くサーフを駆り、このコンクリートジャングルを・・・・

【写真上】高性能光学迷彩を用いての超接近撮影!

     荒い息遣いが伝わってくる。

【写真中】100m先からのショット。

     私は既に、ヤマムーとサーフの視界に入っているが

     接近可能半径ギリギリなのでセーフ。

     しかし、油断は禁物だ。

【写真下】ヤマムーの崇めるネ申の姿をモチーフにデザイン

     されたと思われる、LS爪。威圧感はバッチリだ!

     自身の姿が映っている。

※次回はサーフの体内に挑む。

一つ間違えば、命を落とすはめになる。

これが最後の記録とならなければいいが・・・

担当者:みなうち

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