スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

釘が刺さった!! 修理しなきゃ!!  その修理ちょっと待った~~!!

2016年5月7日

ゴールデンウィーク中にパンクのトラブルに見舞われてしまったお客様です。

パンクしてしまい空気が抜けてしまった状態でしたが、自宅の車庫まで何とか車を自走して戻したそうです。

翌日スペアタイヤに交換しようと思ったら・・・「スペアが無い!!」

その代りにパンク修理キットがトランク内には備えつけてありました。

最近はスペアタイヤが無い車が増えたため、このようにパンク修理キットを使って応急修理しないと自走できない車が増えています。

ご自分の車も「スペアタイヤが積んであるのか?無いのか?」をしっかりと確認しておくことも重要ですね?

仕方がないのでお客様はパンク修理キットについている簡易コンプレッサーを使い空気を入れようと試みたそうですがなかなか空気が入っていかなかったそうです。

最終的にタイヤを自分で取り外し、当店までわざわざお持ちいただきました。

「パンクを修理してください」との依頼を受け早速見てみると・・・立派な釘が刺さっています。

釘の大きさや刺さっている位置を見る限り、普通にパンク修理ができそうです。

しかし何だか嫌な予感がしたため、恐る恐る釘を抜いていくと・・・かなりの長さです!

「これはひょっとしたら・・・」と思いタイヤをばらして中を確認すると・・・案の定大変なことになっていました。

トレッドから刺さった釘が内部で変形して曲り、タイヤの側面に突き抜けそうになっています。

タイヤの内部もご覧のようにボロボロに削れていて、修理不可の状態でした。

早速お客様にお伝えし、交換することになりましたが、お客様も自分のタイヤの状態を見て大変驚いていらっしゃいました。

普通にパンク修理できると思ってただけに思わぬ出費になりましたが、あのまま内部を確認せず「とりあえず修理」をしていたら、後日大変なことになっていたと思います。

やはりきちんと確認しないとダメですね?

車を運転していれば誰もが経験するタイヤのパンク。そして今では気軽に「パンク修理」できる道具や工具がたくさん売られていますが、実は「パンク修理」という作業は意外と難しい作業だと思いっています。

一度空いた穴を塞いで、そこから空気が完全に漏れないように修理して、安全に使えるようにする。

タイヤ専門店の人間でさえ手間と時間と知識と、そして技術を要する作業です。

パンクしてしまった場合は「たかがパンク!簡単に修理できる!」と安易に考えずに、タイヤ専門店に相談することをお勧めします。

大事なことなのでついつい力説してしまいました・・・。

担当者:池田

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