戦後70年について考える
今年は太平洋戦争が終結して70年目の節目の年です。
連日TVや雑誌では戦争特番や近代史特集が組まれていまして、目にしない日はないと思います。
夏休みの子供たちも「いつもの夏」とは少し違うように感じるのか?
ここ数日「戦争」というものについて非常に興味を持ち始めたようです。
特に小学生の末っ子は連日「あの〇〇はどうだったの?」とか、「なんで戦争が起きたの?」などど質問攻めの毎日です。
何でもそうですが、人間やはり興味を持った時が一番大事です。
そんなわけで、昨日は水曜定休日! 休日を利用して丸一日都内で過ごしてまいりました。
まず向かったのは「千鳥ケ淵戦没者墓苑」です。
この墓苑は先の大戦で亡くなられた全戦没者の慰霊追悼のための聖苑であります。
また身元が分からず未だにご家族のもとへ返せない「遺骨」が納められています。
皇居のお堀の横、日本武道館のすぐそばですが、隣には高層マンション、近くには大使館などもありまさに「都会のど真ん中」にある墓苑です。
朝早く到着したこともあり、人の姿はあまりなく厳かな雰囲気の中参拝してきました。
その後向かったのは「靖国神社」です。
思えば自分が大学生の時、講義で近代史を習った際、強烈に興味を持ってその日のうちに訪れた場所でもあります。ここに来るのは実に18年ぶりですが、当時参拝した時見たある親子が実に印象的で今でも覚えています。
小学6年生くらいの子供を連れた親子でしたが、父親が「おじいちゃんが戦争で・・・」「戦争はいけないことだけど、二度と戦争をしないために正しく歴史を学ぶことが大事だよ」と一生懸命子供に諭していました。その姿を見て、「俺も将来子供ができたら必ず連れて行こう!」と決意した思い出があります。
有言実行! 戦後70年の節目の年に自分も親子で参拝することができました。
夏休みということで多くの親子連れが参拝をしていました。
外国人観光客、しかもアジア諸国の方々も多く参拝されてたのが印象的でしたね?
色々騒がれていますが、日本を代表する施設であることは紛れもない事実です。
その後は敷地内にある「遊就館」でじっくり2時間歴史のお勉強です。
貴重な展示品、映画などを鑑賞して大変有意義な時間を過ごしました。
中学3年の息子はともかく、小学4年の息子には少し難しすぎる施設だったかもしれませんが、これでより興味をもってくれるいい機会になったのではないでしょうか?
自分など、まだまだ近代史のごく一部しか知らない小市民ですが、靖国神社や遊就館を訪れもういい年ですがまだまだこれからも理解を深めようと思いました。
また時間を見つけて訪れたいと思います。
担当者:池田