スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

タイヤのひび割れ

2015年7月2日

最近タイヤの劣化(ひび割れ)で交換されるお客様が増えています。

実はこのひび割れ、場合によっては非常に危険なケースもありますので注意が必要です。

そこで本日は「タイヤのひび割れ」について少しお話しさせていただきます。

タイヤはゴム製品ですので必ずと言っていいほど「ひび割れします!」

これはタイヤであればどんな安価な商品でも、高価なものでも条件はさほど変わりません。

もともと、タイヤのゴムには「軟化剤」や「劣化防止剤」が練りこまれていますが、時間の経過とともにその成分が外に抜けていき、やがてひび割れを起こします。

よく「ひび割れしないようにする方法はないですか?」と聞かれますが、はっきりと「これだ!」と断言できる最適な方法は残念ながらありません。

タイヤワックスを使用する方法を推奨しているお店もあるようですが、あくまで側面だけですし(タイヤ全体に塗ったら滑って危険です)科学的な見解からも効果は限定的と考えられています。

ただし、ひび割れを起こしやすい方と、そうでない方がいらっしゃいます。

これはタイヤの使用状況によって違います。

ひび割れを起こしやすい方は・・・

「慢性的な空気圧不足」「車を使用する機会が極端に少ない」「洗車をあまりしない」

「車庫が屋外、もしくは日当たりのよい場所である」「油分の多いタイヤワックスを多用している」などがあげられます。

心当たりがある方は多いのではないでしょうか?

ひび割れを防ぐには何より「タイヤを適度に、適切に使用すること」が大切です。

それでもゴム製品ですので、時間の経過によるひび割れはあきらめざるを得ないと思います。

しかし、「ひび割れしているから即交換!」というわけではありません。

ひび割れの程度によってまだ大丈夫なものと、交換したほうがいいものとその状況は様々です。

参考までに・・・写真の1枚目、2枚目は「即交換」の危険なレベルです。

(1枚目はパックリゴムが割れています。2枚目は側面に無数のヒビが入っています。)

しかし、3枚目はヒビはありますがこの程度であれば「経過観察」と言えると思います。

(お車の使い方、走行距離、経過年数などで判断は分かれます)

このようなタイヤの劣化をきちんと適切に判断できるのが「タイヤ専門店のスタッフ」だと私たちは考えています。

・タイヤのひび割れを指摘された。

・洗車のたびに気になっている。

・きちんと使えるかわからない

そんな方は是非当店まで遠慮なくご相談ください。

これから猛暑の夏がやってきます。

炎天下の道路は素手で触れないほど路面温度は上がります。

このような状況でパックリとひび割れたタイヤで走行したらどうなるか・・・???

夏前にしっかり点検していただければと思います。

担当者:池田

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