スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

檜洞丸のこぼれ話

2013年11月6日

檜洞丸の山頂は意外と広くゆっくりくつろげる雰囲気です。

その山頂から150メートルほど下ったところに「青ヶ岳山荘」という有名な山小屋があります。

普段は山小屋にはあまり立ち寄らない自分ですが、山頂付近の冷たい風とあまりの寒さに「暖」を取りたくなりまして立ち寄ることにしました。

普段利用しない山小屋に緊張しながら入りましたらやはりここでも「自分ひとり」・・・

それでも女将さんがあたたかく迎えてくれまして、温かい豚汁をいただくことが出来ました。

疲れて冷え切った体が一気に生き返りました。

ところがこの女将さん! 非常に話好きでして・・・

登山初心者の私に色々なことを話してくださいました。

その話の中で「山のゴミ」について熱く語る女将さんが印象的でした。

一見綺麗に見える山も、実は「ゴミだらけ」なんだそうです。

最近も登山ブームで「ゴミ問題」が取り上げれれていますが、今から30年以上前から深刻な問題なんだそうです。その証拠に土を掘り返すと大昔の心無い登山者が捨てた「ゴミ」が今でも大量に出てくるそうです。そんなゴミを女将さんは時間を見つけては回収しています。

そのゴミはこの「青ヶ岳山荘」の入り口脇に山のように積まれているんですが、このゴミを持ち帰ってくれるボランティアを募集しているそうです。

私もその話を聞いて持ち帰らせていただきました。(女将さんが袋に入れて手渡してくれました)

「もっとたくさんも持って行きますよ」と言ったのですが「多くの登山者にこの活動に参加してもらいたいから」という理由で一人5個なんだそうです。

また、檜洞丸の自然破壊も深刻で檜洞丸の代名詞である「ブナ」が枯れはじめているんだとか・・・

登山道にもいたる所にに今にも倒れそうな「ブナの木」がありました。

そんな女将さんの貴重なお話を聞いているうちにすっかり長居をしてしまい気が付けば9時15分・・・ 

午後1時には帰宅しなければいけませんので(午後も予定がいっぱい)急いで下山です。 

今回はツツジ新道のピストンで終了であります。

それにしても、いままで山の自然について何も考えずに登山していた自分(最低限のマナーは守っていますが・・)

帰り道は自然についていろいろ考えながらの下山となりました。

←こんな綺麗な景色・・・ やはりずーと大切にしたいものです。

担当者:池田

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