私の戦死した曽祖父
2018年5月26日
小林です。
急に戦争についての話になりますが、ご了承下さい。
私の曽祖父は第二次世界大戦中に戦死しました。
そこで私の祖父が今度、戦没者遺族が集まる組合の活動で、曽祖父が亡くなった中国の地へと行くことになったそうです。
その際の供物として書いた追悼文を読まさせていただいたのですが、色々と感じることがありました。他にも曽祖父が中国から曽祖母に送った手紙や、召集令状なども見ることができました。
さすがにここで私個人の意見を書くことは控えさせていただきますが、一番強く思ったことがあります。
それは、戦争に行った方々のことを、彼等、彼女等が築いたこと平和の時代で生まれ、育った我々が、とやかく言うことはできないということです。
そもそもこんな環境で生きている人間が、当時の国難時の考え方を理解しようにも、到底できないでしょう。
また、特攻で亡くなられた方々を、一種のテロリストとして扱う人間は世界規模でみると結構います。(喜んで国、誰かのために命を捧げたから同じだと考えられている)
靖国神社の遊就館で特攻隊員として亡くなられた方々の遺書を読んだことがあるのですが、いくら検閲が入っているとはいえ、そんな扱いをする方々に対しては、怒りを覚えました。
本当に彼等が喜んで命を差し出したかなんて、当事者以外、誰も結論づけることなんかできないというのに。
様々な意見を持つことができる素晴らしい時代になりましたが、まずは背景を理解しようとすることが重要ですね。
