足廻り交換作業(テイン ストリートアドバンスZ4) 日産・エクストレイル
車高調といえば車高を下げるのをイメージされる方が圧倒的に多いと思いますが今回装着させていただいた車高調はリフトアップ専用の車高調なんです。SUVや4X4クロカンを中心に流行っているリフトアップをエクストレイルで実施しました。
<<作業詳細>>
車種:日産 エクストレイル(NT32)
車高調:TEIN STREET ADVANCE Z4
アップ量 (メーカー推奨値)
フロント:+35mm
リ ア:+35mm
STREET ADVANCE Z4は、ネジ式車高調整機構を採用し、ロアスプリングシートを上下に移動することで車高調整が可能で、シンプルで扱いやすい構造を採用しました。
基準車高は純正車高から1インチアップ( 約25mm) 前後とすることで、ロードクリアランスを確保。あらゆる路面での走行を想定し市街地からオフロード走行まで様々な走行ステージに対応できる車高設定としました。
また、車高アップに応じて最適な寸法にて設計をおこなっております。単に基準車高を上げるだけでは伸び側のストロークが不足することで走行安定性が損なわれ、またストラット車ではキャンバー角がポジティブキャンバーになってしまいます。
1台ずつ現車確認を行うことにより、最適なストロークを確保し、適正なアライメント値になるよう最適寸法にて設計されたショックアブソーバです。
(メーカーHPより抜粋)
車高調取付作業
アッパーマウントは3ヶ所留め。左右共にカウルトップ内のボルトはサービスホールとカウルトップ横を捲ると外せます。
差し込みタイプのショックアブソーバーは潤滑剤を浸透させて滑りを良くし慎重に外していきます。
リフトアップ車高調だけあって純正より2〜3cm長いです。長い分だけ取り付けが非常に困難でした。差し込み部を外し左右に傾けたりして試行錯誤の上、かなり時間は掛かりましたが取り付け完了。
足廻りが交換できたら次はアライメント調整作業。
タイヤ・ホイールにセンサーを取り付け、タイヤの取付角度のミリ単位の数値を測ります。その数値が自動車メーカーが定める数値と比較して正常値が異常値かをチェックします。異常値だった場合、タイヤの早期摩耗や偏摩耗、走行の安定さが欠けたりします。それを緩和するのがアライメント調整作業。異常値で調整が必要な場合は、熟練スタッフがクルマの下に潜り、最適な数値に戻す調整作業をします。
今回は、タイヤサイズが純正サイズに比べ1cm程大きなタイヤサイズに変更してあったためアップ量もそれに合わせてメーカー推奨アップ量よりやや低いセッティングに。
before(作業前)
after(作業後)
担当者:いがらし