手稲店かけるの毎日 / 2024年4月19日

国産・輸入車、新車・旧車問わず作業しております(^_-)-☆ 2023.08よりブログではなく、こちらに作業内容等をＵＰします(^^♪

去年は脱輪事故が多かった！？いえいえ、毎年あるんですよ(>_<)

2024年4月19日

どうも、タイヤ館手稲店　”僕は不在ですが、繁忙期はいつものようにやってくる！！”　育児休暇実行委員長かけるです。

表題の件

先週末、子供と近所を自転車で走り回っていたら結構な数のタイヤ交換を自宅でされている方を見ました(^○^)

これだけ暖かくなれば、交換したくなるのもわかりますよね。

で、僕らはタイヤ交換のプロとして仕事をさせてもらってるわけですが、中には「あちゃー」っていう交換方法をされている方、いらっしゃるんです。

いくつか上げさせていただくと

・ジャッキポイントを知らない、もしくはジャッキポイントとジャッキが合ってない。車載ジャッキで持ち上げた状態でクルマを揺する。

これは超危険でもありますし、クルマを傷めてしまいます。

まず、愛車のジャッキポイントは車両付属の説明書に記載がありますのでよく確認してください。

丈夫そうに見えるクルマですが、場所を間違えると簡単に凹みます。（一部正しい場所にかけてもひずむクルマもあります・・・なぜ？？）

特に、フロアジャッキを使う場合は場所の確認と受け皿の形状を見てください。

丸い小さなお皿をサイドシルにかけてる方、結構見ますが車両側大丈夫ですか？？

専用のアダプター、売ってますよ。

あとは、リジットラックにも載せずにタイヤを揺する方。

錆でハブとホイールがくっついて抜けないのはわかるんですが、非常に危険ですのでリジットラックを使用するか、タイヤ屋さんにタイヤ交換を任せてください。最悪死亡事故になります(>_<)

・ホイールナットを車載レンチに足をかけて、もしくは乗っかって締め付ける。

これも大変まずいです。

緩むのが怖くて、締まるだけ締めちゃう気持ちもわからんでもないですがネジは締めすぎても緩むんです。

これはボルトが伸びてしまって、戻ろうとする力がなくなるから。

そして、伸びたことによってネジピッチ（ギザギザの間隔）が変わってしまい、ナットと噛みこむ→ボルトが折れるという状況になったりします。

また、締めすぎ（オーバートルクといいます）によって、ホイール側にナットがめり込んでしまいホイール側のテーパー部分（ナットが収まる部分）が掘れてしまい最悪の場合、いくら増し締めをしても走行中にナットが緩みます（実はこの症状、結構あります。長年使っているホイールも要注意です）(^_^;)

一般的な国産乗用車の締め付け適正トルクは約100～120N・mで、これは１メートルの棒の先に約10～12ｋｇの力を加えると言う意味になります。

ですから、車載レンチが30ｃｍだったとして60ｋｇの人がレンチに乗って締めちゃうと200N・m程度の締め付けになっちゃいますね。

小学生の子供くらいの重さならちょうどいいかも？？

・ホイールナットが違う

※画像は「タイヤ館みどり」さんより

大変わかりやすい写真があったので。

この写真、国産車に使用される代表的なホイールナットです。

どれも互換性はありません（トヨタ純正アルミホイール用ナットは応急用であればテーパーにも使用可能）

特に、ホンダ車にお乗りの方はこの違いに気づかず、そのまま使っていたり夏冬で使い分けていたのがいつの間にか逆になっていたり(^_^;)

ホンダは球面っていう丸いナットが使われていて、そのまま社外ホイールを装着してしまうとナットとホイールが線でしか接触しないので、緩む可能性が非常に高くなります。

平らな板の上にボールを置いているイメージですね。

トヨタ純正（三菱純正も。一部ニッサンにも有）アルミホイールは、ホイール側の穴が

ナットがすっぽり収まるような形状になっています。

この穴にテーパーナットで締め付けている方をごくたまに見つけてしまうことがありますが、これは本当に危険です（昔クロカン系のクルマがはやっていた頃、もらったホイールを自分でテラノに履かせてなんか音がするお客様がいらっしゃって、見たらトヨタ純正ホイールなんですよ。ニッサンのM12ｘ1.25につくトヨタナットはないので、あえなくホイール交換に(^_^;)ちなみに、ハブ径などの問題がクリアできれば三菱純正をトヨタには可能で、ダイハツにトヨタ純正はナットをトヨタ用にすればOKだったりします）

ナットはホイールにあったものを使用しましょう。

脱輪の原因にもなりますからね(^_^;)

タイヤ交換が終わったら、最後に空気圧チェックをして完成(*^O^*)

ですが、どうせ空気圧チェックをするならタイヤ館へ行けば